島と相性がいい葉たばこづくり。五島列島・五島市の葉たばこ農家 – マイナビ農業

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島と相性がいい葉たばこづくり。五島列島・五島市の葉たばこ農家

島と相性がいい葉たばこづくり。五島列島・五島市の葉たばこ農家

2017年07月31日

東シナ海に浮かぶ長崎県・五島列島の五島市。島を代表する作物の葉たばこ。葉たばこ農家岩田克彦(いわたかつひこ)さんにお話をおうかがいしました。

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豊作に笑顔こぼれる

ちょっとした小部屋ぐらいの広さがあるコンテナ型乾燥機のドアを開けると、ふんわりと甘みを帯びた香りがあたりに広がりました。中には、黄色に染まった葉たばこが、びっしりとつるされています。

「だいぶ乾燥が進んできましたね。ほら、葉の根元の部分もだいぶ乾いているでしょう?」と葉たばこ農家岩田克彦(いわたかつひこ)さん(32)が、葉を指でもみながら具合を確かめます。

「今年は雨が少なく病気もわずかだったので豊作でした。ここ数年、あまり良くなかったのでうれしいですね」そう言うと、真っ黒に日焼けした岩田さんの顔がほころびました。

7月上旬。東シナ海に浮かぶ長崎県・五島列島の五島市では、島を代表する作物の葉たばこの収穫・乾燥作業が進んでいました。

写真提供:五島市

島の農業を支える大きな柱

11の有人島と52の無人島でつくられる五島市は、五島列島の南西部にあります。水田もありますが、農業は畑作が中心。温暖な気候を生かし、近年はブロッコリーなどさまざまな野菜の産地化も進んでいますが、伝統的に盛んな産業が葉たばこ栽培です。島の農業を支える大切な基幹作物でもあります。郷土史によると、五島市では天保年間に葉たばこの生産が行われていたそうです。

岩田さんは、家業の葉たばこ農家を約10年前に継いだ3代目。高校卒業後、別の仕事をしていましたが「いずれ農業は継ぐつもりだったので、そうであるのなら早い方がいい」と二十歳で地元の農業研修生となり、2年間の研修を経て就農しました。

所有する畑の総面積は1,000アール。このうち葉たばこの作付けは四分の一だけで、あとは野菜を育てています。利益の柱となっているのは葉たばこです。「野菜での利益は、経費の足しになる程度」にとどまっています。

五島市の葉たばこは、品質の高さが自慢。過去、販売単価で何度も日本一となった実績もあります。高品質な葉が育つ理由として、岩田さんは「五島は島なので風がよく通るんですが、風があるとたばこの葉が肉厚になります。これが品質の高さにつながるんです」と分析します。

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