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自然豊かな暮らしと人の温かさを求めて小値賀島へ

自然豊かな暮らしと人の温かさを求めて小値賀島へ

2017年07月31日

10年前に長崎県の小値賀島に移住し、新規就農した稲森章志(いなもりしょうじ)さん、美智子(みちこ)さん夫婦。現在は地域の人々に見守られ、5歳になる三つ子たちの子育てに奮闘しながら、15アールのビニールハウスでミニトマトの栽培に奮闘しています。

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働きたい時に働いて、やった分だけ稼ぎになる。自然豊かな暮らしと温かいご近所付き合いを求めて、10年前に長崎県の小値賀島に移住し、新規就農した稲森章志(いなもりしょうじ)さん、美智子(みちこ)さん夫婦。現在は地域の人々に見守られ、5歳になる三つ子たちの子育てに奮闘しながら、15アールのビニールハウスでミニトマトの栽培に奮闘しています。

(左から)美智子さん、心(しん)ちゃん、蘭(らん)ちゃん、天(てん)君、章志さん。 自分たちで育てている田んぼの前で

京都府や三重県の家電製造工場で夜勤と日勤を繰り返す過酷な日々を送っていた章志さん。「自然や季節の移り変わりを感じながら働き、やった分だけお金になる農業を、いつかやってみたいとずっと思っていました」。一方、美智子さんは、隣近所に誰が住んでいるのかも分からない環境で寂しさを感じ、地域の人たちとご近所づきあいができるような環境に移りたいと考えるようになりました。

そんな二人がたどり着いたのが、濃密なコミュニティが残る島に移住し、就農するという道でした。数ある島の中で小値賀を選んだのは、「テレビで小値賀町の野崎島が特集されていて、行ってみたいと思っていたから」。初めて小値賀島を訪れたのは、2006年12月。冬なのにコバルトブルーに輝く美しい海に驚き、豊かな自然に魅せられました。移住者の先輩が営む民泊に宿泊し、農作業を手伝いながら島暮らしについて聞くことができました。案内をしてくれた町役場の担当者が「この家ならすぐに住めますよ」と積極的に紹介してくれ、「私たちを受け入れてくださるんだなという気持ちを感じて、ここに移住しようと思いました」。

ダイナミックな景観とエメラルドグリーンの海が美しい五両だき

小値賀には、島の産業を継いでいく「担い手」を育成し、彼らが活躍できる仕組みをつくる一般社団法人「小値賀町担い手公社」という組織があります。担い手公社には、賃金をもらいながら農業の研修が受けられる制度があることを知り、「農業は素人なので、とてもありがたい制度だと思いました」。翌2007年2月、研修制度の面接を受けるために再び訪問。夫婦そろって合格通知をもらい、3月から新生活がスタートしました。

2年間の研修で、トマトやブロッコリー、サツマイモなどの作物を実際に栽培し、農業の基礎知識やノウハウを学びました。家賃は月5,000円で、生活費がほとんどかからないため、研修中の給料を積み立てて、就農の際の資金にしました。研修を終えて就農する際には、収入を考え、ミニトマト栽培に特化することにしました。まず、県や町の補助を受けて暖房設備のあるビニールハウスを建てました。15アールの畑では2,000本のミニトマトを栽培することができます。ハウスでは8月に苗を植え、11月から翌年6月ごろまで時期を選んで収穫・出荷します。

長崎県と小値賀町の支援を受けて建てたビニールハウス。ここで2,000株のミニトマトを栽培している。

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