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宇久島 若手畜産農家が担う「牛の島」の未来

宇久島 若手畜産農家が担う「牛の島」の未来

2017年07月31日

五島列島最北端の島「宇久島」。
畜産は、島の産業の大きな柱ですが、高齢化により廃業する農家が増え、飼育頭数が減少し続けています。島に戻ってきた若者たちが、牛の島の未来を繋ぐべく奮闘しています。

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五島列島最北端の島「宇久島」。人口約2100人の小さな島で、約1400頭もの牛が飼われています。別名、「牛の島」。牛を飼育し、牛肉を生産する畜産業は、子牛を生産・販売する「繁殖農家」と、子牛を買って肉牛に育てる「肥育農家」に分けられます。宇久島には約100軒の畜産農家がありますが、全て繁殖農家です。島で育てられた子牛(島の人たちは、子牛のことを「ベベンコ」と呼びます)は、島内の競り市で長崎県内だけでなく、三重県松阪市や佐賀県といった黒毛和牛の名産地へと出荷されます。畜産は、島の産業の大きな柱ですが、高齢化により廃業する農家が増え、飼育頭数が減少し続けています。

そんな中、島に戻ってきた若者たちが、牛の島の未来を繋ぐべく奮闘しています。

(宇久島の大自然の中で放牧される牛たち。潮風に吹かれてたくましく育った牧草を食み、すくすくと育ちます)

7月下旬、島の南西にある飯良地区。西尾光隆(にしおみつたか)さん(31)が父親と営む牛舎裏で、1台のショベルカーが山を切り開いていました。「ここに新しく育成牛舎と分娩小屋を建てるんですよ」。西尾さんが案内してくれたのは、小学校の運動場くらいある広々とした敷地でした。西尾さんは長い茶色の髪に小さな麦わら帽子をかぶり、鮮やかなオレンジ色のポロシャツというおしゃれな格好で作業をしています。一見すると畜産農家には見えません。それでも一歩牛舎に入ると、牛たちの異常を見逃すまいと、視線が研ぎ澄まされます。「現在うちの牛舎では56頭の母牛を飼っています。新しい牛舎ができたら、100頭まで増やしたいんですよ」。人懐っこい笑顔を浮かべながらも、西尾さんの言葉には強い決意が感じられました。

(「繁殖牛を100頭まで増やしたい」と語る西尾光隆さん)

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