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真夏の最強コンビ! ビール×枝豆は身体にとっても良い組み合わせ

真夏の最強コンビ! ビール×枝豆は身体にとっても良い組み合わせ

ビールに枝豆!真夏に食べるこの組み合わせは最高ですよね。この組み合わせ、おいしいだけではなく身体にもうれしい組み合わせなのです。その理由をご存知でしょうか。
夏に採れたての枝豆を食べてみませんか。

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ビールに枝豆!いつ食べてもおいしいけど、特に、真夏に食べるこの組み合わせは最高ですよね。この組み合わせ、おいしいだけではなく身体にもうれしい組み合わせなのです。その理由をご存知でしょうか。

最近は冷凍の枝豆が出回っていて、年中手軽に食べられます。本来は夏の暑い盛りが旬です。夏に採れたての枝豆からを食べてみませんか。

枝豆は成長途中?!成長しきったら「畑の肉」と呼ばれるあの豆

青々と枝にサヤをぎっしりつける枝豆。この枝豆が成長し続けると何になるかわかりますか?答えは大豆です。枝豆は大豆が熟す前に収穫したものです。成長したら呼び名が変わるのはまるで、出世魚みたいですね。

「畑の肉」と呼ばれる大豆同様、枝豆にもたんぱく質が豊富に含まれています。他にも、ビタミンB1やB2、カルシウムも含みます。枝豆と大豆では大豆の方が栄養価は高めですが、枝豆には大豆にはない栄養素を多く含んでいます。それは、ビタミンCと葉酸です。葉酸は、身体の成長促進や貧血予防などに効果があると言われています。

ビールと枝豆が身体にとっても相性抜群なワケ

「ビールに枝豆」その相性の良さは、たんぱく質に含まれるアミノ酸の仲間「メチオニン」と脂質のうち、リン脂質の「レシチン」が鍵を握っています。

メチオニンには、アルコールの分解を助け、肝臓への負担を軽くしてくれる効果があります。

また、レシチンは脳の神経伝達物質をつくるのに欠かせませんが、肝臓にたまった脂肪を分解する役目も担っており、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれます。

この2つの成分があるから、「ビールに枝豆」は栄養的にも最適な組み合わせなのですね。

豊富に含まれる食物繊維は便秘解消にも役立ちます。食後の血糖値の急激な上昇を防ぎ、コレステロールを下げてくれる効果もあり、大腸がんや高血圧、糖尿病などの生活習慣病の予防につながります。

おいしい枝豆はあるひと手間が大事

枝豆を購入するとき、枝付きを購入しますか?それとも枝から外してあるものを購入しますか。

オススメは、枝付きの枝豆です。理由は、枝から切り離すと、一気に味が落ちてしまうからです。旬の時期には、枝付きが店頭に並んでいます。ひと手間かかってしまいますが、ぜひ、枝付きのものを購入しましょう。枝付きのものを購入する際は、枝の間隔が狭く、さやが密生しているものが良品です。

店頭で購入するときに気を付けるのは「枝付き」ということだけではありません。次の3つのポイントにも注目してみてください。

・豆がふっくらと大きいもの

・サヤの色が濃く、緑色が鮮やかなもの

・産毛がしっかりしているのもの

 

枝付きを購入して終わりじゃない!おいしく食べるためにもうひと手間

枝豆をおいしく食べるポイント、それは「枝から外したてを茹でること」です。

切り離したら間を置かず、すぐにゆでるのがおいしく食べるコツ。

その際、ハサミでサヤの端をカットしましょう。こうすることで塩味が染み込みやすくなりますよ。

さらに美味しく食べるためにもうひと手間。

ゆでる前に、枝豆を多めの塩でよく揉みましょう。こうすることで、産毛が落ちるだけなく、残留農薬などの不安物質も軽減します。その間にたっぷりのお湯を沸かしておき、沸騰したお湯に塩を入れ、塩もみした枝豆を洗わずに入れましょう。

沸騰してから4分で火を止め、ザルに取り、そのまま自然に冷まします。「かためかな」と感じるくらいでも余熱があるので大丈夫です。ゆで過ぎると旨味がどんどん流れでてしまうので注意してください。このとき、塩味が足りなければ補いましょう。

食べ方いろいろ!塩ゆでだけはもったいない!

塩ゆでにして食べることが多いのですが、ゆでた後にバター醤油やアンチョビソースを加えて炒めても、おいしくいただけます。

また、グリーンピースの代わりに枝豆を使うのもあり! 塩ゆでにし、サヤから出して豆ごはんにしたり、白和えやひじきの煮物に加えてもおいしいだけでなく、彩りもよくなります。枝付きでサヤに入っているものだからこそ、冷凍の枝豆にはない風味を味わうことができます。

もし食べきれなくなってしまったら、サヤから取り出して冷凍するようにしましょう。サヤごと冷凍するときは、少し硬めにゆでて冷凍すると良いでしょう。

夏が終わっても楽しめる!晩夏から出回る枝豆

年々暑さが増し、秋がすごく遠く感じますね。

ビールがとびっきりおいしいのは7から8月だけではなくなってきています。枝豆もおいしい夏の暑い盛り、晩夏から出回り9から10月まで楽しめる種類もあります。晩夏から出回るのが「黒豆」や「茶豆」です。

黒豆と言えば、お正月の煮豆ですよね。丹波の黒豆が特に有名で、豆が大きくコクと旨味があります。実が黒く色づく手前に収穫されます。

また、新潟を中心に栽培されている茶豆は香りが高く、甘味も強いのが特長です。

名前の響きがかわいい品種があります。「だだちゃ豆」です。

だだちゃ豆は山形県鶴岡市の特産で、トウモロコシに似た、独特の香りと甘味をもっており、人気の品種です。

「だだちゃ」は、鶴岡の方言で、「お父さん・おやじ」を意味するようです。そのため、鶴岡市では8月8日は「パパ」と読めること、この時期が一番おいしいことから、だだちゃ豆の日に制定されています。

クスッと笑える小話を一つ

ゆでた枝豆をサヤから出して薄皮をむき、水を少々と砂糖を加えて細かくつぶした「ずんだ」。餅をこれで包んだ仙台名物、ずんだ餅は有名ですよね。

「ずんだ」という変わった名前ですが、この名前由来はご存知ですか?

諸説ありますが、ゆでた豆はそのまますれるほど柔らかくないため、すりこぎで叩いたり、つぶしたりします。この豆を打つ作業を「豆打(ずだ)」と呼んでおり、豆を打つときに「豆打、豆打、豆打、豆打…」と言っているうちに「豆ん打(ずんだ)」に転訛したといわれています。おもしろいですね。

ずんだの話を、ビールの肴にぜひ取り入れてみてください。

ビールと相性抜群な枝豆。ひと手間、ふた手間かけることでよりおいしく食べることができます。夏はキンキンに冷えたビールと手間暇かけた枝豆を楽しんでください。おいしすぎて冷凍の枝豆には戻れないかもしれません!

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