“ファーマーズマーケット”や“マルシェ”と呼ばれる屋外市場型の対面販売は、近年、各地で開催されるようになりました。普段のお買い物とはひとあじ違ったスペシャル感が味わえるのが人気です。農家の人柄に触れたり、オススメの食べ方を聞いたり、初めて見る野菜と出会えたりすることは、消費者の喜びであると同時に、農家にとってもダイレクトな声を聞ける大切な場といえるでしょう。
最近はお散歩感覚で楽しめる都市型の“ファーマーズマーケット”や‟マルシェ”もあります。地元で育てられた野菜や果物、こだわりの生鮮品など新たな出会いもあるかもしれません。今回は東京都内で開催される人気のマーケットを紹介します。
関連記事:都会の真ん中で畑作り!東京・大阪「都市部の貸し農園」5選
表参道:青山ファーマーズマーケット
写真提供:Farmer’s Market at UNU
渋谷駅と表参道駅から徒歩約10分の、青山通り沿いに建つ国際連合大学前広場で毎週末開催されているのが「Farmer’s Market at UNU」、通称「青山ファーマーズマーケット」です。UNUとは「国際連合大学」の略。新鮮な野菜はもちろん、果物や加工品、スイーツ、雑貨、服飾、キッチンカーの出店など、毎週約90店舗が並ぶ風景はまるで外国の市場!食を中心に多様性が取り巻く移動型のコミュニティです。
青山ファーマーズマーケット
開催:毎週土曜日・日曜日 10:00~16:00
場所:国際連合大学正面広場(渋谷区神宮前5-53-70)
恵比寿:YEBISUマルシェ ~Organic &Natural~
写真提供:©KITCHEN MINORU
「オーガニック&ナチュラル」をコンセプトに、恵比寿ガーデンプレイスに屋外マーケットが登場。毎週日曜日、関東近郊の農家が新鮮な野菜や果物を提供するほか、手作りのお菓子やコーヒー豆、こだわりの加工品など20~40店舗が並ぶマルシェです。
YEBISUマルシェ ~Organic &Natural~
開催:毎週日曜日 11:00~17:00 ※12月は11:00~18:00
場所:恵比寿ガーデンプレイス内 シャトー広場(目黒区三田1-13-1)
facebookはコチラ
◆また『YEBISU Marche(エビスマルシェ)』は月2回「マイナビ農業selection」に出展しています。
2018年10月21日、28日、11月18日、25日、12月16日、23日 日曜日 11:00~17:00
※会場の都合により、開催日程は変更になる可能性があります。
関連記事:人気の都市型マルシェ「YEBISU Marche」に「マイナビ農業selection」が登場!
赤坂:アークヒルズ ヒルズマルシェ
写真提供:アークヒルズ ヒルズマルシェ
赤坂にあるオフィス兼商業ビルのアークヒルズ。その中にあるアーク・カラヤン広場で毎週火曜日と土曜日にマルシェが開催されています。季節の野菜のほか、果物や生花、お菓子や加工品も勢ぞろい。オススメの食べ方や調理法など、お店の方と話をするのもマルシェを楽しむ醍醐味ですね。
アークヒルズ ヒルズマルシェ
開催:毎週火曜日11:00~19:00 毎週土曜日10:00~16:00
場所:アークヒルズ内 アーク・カラヤン広場(港区赤坂1-12-32)
勝どき:太陽のマルシェ
写真提供:太陽のマルシェ
都営大江戸線勝どき駅下車A4a出口、A4b出口の目の前にある公園で、日本最大級規模の都市型マルシェが毎月開催されています。青果や加工品、食にまつわる雑貨などの販売に加え、キッチンカーで味わえるできたてのおいしい食べ物、実際に体験できるワークショップなどがあります。幅広い年代の方に人気のマルシェです。
太陽のマルシェ
開催:毎月第2土曜日・日曜日 10:00〜16:00(10~3月)10:00~17:00(4~9月)
場所:月島第二児童公園(中央区勝どき1-9-8)
有楽町:交通会館マルシェ
写真提供:交通会館マルシェ
銀座と丸の内という都内でも有数のビジネス街で、新鮮な野菜が買えることをご存知でしたか。この場所こそ、戦後の日本を支えた復興の原点だったと言われており、新しい時代の日本に再び元気を呼び戻すことをコンセプトに誕生したマルシェです。「東京のド真ん中から日本を元気に!」と、各地から新鮮で元気いっぱいのさまざまな食材が集められています。
交通会館マルシェ
開催:毎週土曜・日曜・祝日 11:30~17:30、平日はプチマルシェを開催 12:00~18:00
場所:東京交通会館1階ピロティ(千代田区有楽町2-10-1)
丸の内:丸の内 行幸マルシェ×青空市場
写真提供:青空市場
「東京駅構内で新鮮な野菜が買えたらどんなに楽しいだろう」という思いから、毎週金曜日に開催されているマルシェ。俳優であり、自らも農業に携わる永島敏行さんが代表を務めている青空市場は、2004年から各地で市場スタイルの活動をスタート。現在は、東京に限らず各地でイベントなども積極的に参加しています。週末の仕事帰りや、新鮮な野菜を探しに東京駅に行く。とてもプレミアムな習慣になりそうですね。
丸の内行幸マルシェ×青空市場
開催:毎週金曜日 11:30~19:30
場所:東京駅前・行幸地下通路 行幸地下ギャラリー前(千代田区丸の内2-4-1)
御茶ノ水:ワテラスマルシェ
写真提供:ワテラスマルシェ
神田淡路町にある複合施設「ワテラス」は、地域の大切なハブとしてコミュニティをはぐくむ場です。その広場で毎月2回、第1・第3金曜日に開催されているワテラスマルシェ。旬の食材と、こだわりの逸品が、全国の個性あふれる出店者から集められています。
ワテラスマルシェ
開催:毎週第1・第3金曜日 11:00~19:00
場所:ワテラス広場(千代田区神田淡路町2-101)
三軒茶屋(下馬):世田谷観音朝市
写真提供:世田谷観音朝市
東急田園都市線の三軒茶屋駅から徒歩で約20分のところにある世田谷観音(世田谷山観音寺)。その境内では毎月第2土曜日に朝市が行われています。「朝市」の名の通り、スタート時間は朝の6時。野菜の新鮮さやお得さを知るお客さんたちで開始時間から外まで並ぶほど大にぎわい。7時過ぎには売り切れの商品も多く出ますので、早起きは必須です!大きなエコバッグを忘れずにお持ちください。
世田谷観音朝市
開催:毎月第2土曜日 6:00~8:30
場所:世田谷観音(世田谷区下馬4-9-4)
西国分寺:にしこくマルシェ しゅんかしゅんか
写真提供:にしこくマルシェ しゅんかしゅんか
JR西国分寺駅構内の便利な場所で、色とりどりの新鮮野菜や果実が並ぶマルシェスタイルで連日運営しています。関東近郊国分寺・国立周辺で採れた野菜を中心に、新鮮な青果が揃っています。
にしこくマルシェ しゅんかしゅんか
開催:定休日なし(お正月を除く)10:30~20:00
場所:nonowa西国分寺内・改札外(国分寺市西恋ヶ窪2-1-18)
浅草:まるごと朝市
写真提供:まるごと朝市
全国の名産品が一堂に会する浅草の商業施設「まるごとにっぽん」で開催されている「まるごと朝市」。“朝から出会える にっぽんのおいしい”をコンセプトに、農産物、生鮮品などが浅草に大集合。毎月第2水曜に開催しているので、出勤前、朝のお散歩がてらに気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
まるごと朝市
※詳しい日程は、ホームページを確認してお出かけください。
11月14日(水)、12月12日(水)
朝8時から正午 ※売切次第終了となります。
※荒天の場合、まるごとにっぽんHPにて前日の18時までに中止のご案内をいたします。
※各日先着100名様に“おいしいもの”プレゼント!
場所:まるごとにっぽん1F まるごと広場
※六区ブロードウェイエントランス(東京都台東区浅草2-6-7)
生産農家の顔写真やQRコードがついている野菜も美味しいですが、丹精込めて育ててくれた農家から直接買える野菜は、生きた「体験」として特別なものになります。食事の会話も一段とはずみそうですね。今回、紹介した東京都内で開催されるファーマーズマーケットをはじめ、お出かけがてら都市型マルシェに足を運んでみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は、2018年10月現在のものとなります。
関連記事:都会の真ん中で畑作り!東京・大阪「都市部の貸し農園」5選