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スイカ畑が10年間の獣害から復活 野生動物対策の3つのポイント

スイカ畑が10年間の獣害から復活 野生動物対策の3つのポイント

最終更新日:2017年12月14日

田畑を荒らすイノシシやクマ、カラスなどの野生動物による被害に悩む集落の環境を徹底調査し、結果をもとに対策を立てる「集落環境診断」。細やかなフィールドワークと地域に合わせた対策で、高い効果を出すと注目が集まっています。しかし、効果がスムーズに出る地域とそうでない地域があるそうです。
今回は、集落環境診断を活用して地域の獣害対策をサポートする、一般社団法人「ふるさとけものネットワーク」会長の山本麻希(やまもとまき)さんに、野生動物対策でつまずきやすいポイントを3つ挙げていただきました。獣害対策がうまくいく地域とそうでない地域の傾向と、成功の秘訣は何なのでしょうか。

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1:住民同士のコミュニケーションが少ない

集落環境診断の効果が出にくい地域は、住民のまとまりがよくない傾向があります。草刈りなど、集落としてやるべき必要最低限の活動がままならないほど、まとまりが失われている地域もあるそうです。家の戸数が多く、かつ分散している集落も、住民の意見がまとまりにくいため、診断後の対策実行が難しいケースもあります。

「集落環境診断は、集落で協力して実施する必要があります。畑地が点在しているなど、地形上動物が入りやすい集落の場合、集落全体で対策を練らないと効果が出ません。一部の畑で対策したとしても、動物たちは別の畑に行ってしまいます。

また、住民をまとめるにはリーダーの存在が不可欠です。獣害対策の勉強会や診断への参加を呼び掛けたり、率先して行動し、集落全体の団結を促していく人が必要なのです」(山本さん)。

2:対策後の検証と改善を行わない

集落環境診断でつまずくポイントは地域によって異なります。動物の個体数密度や加害群度が高かったり、出没する獣種が多かったりと地域ごとに様々な悩みを抱えており、診断が一筋縄ではいかないこともあります。

「防除柵による対策をしても破られてしまい、常にいたちごっこの状態が続いている地域もあります。獣害対策は、一度やったら終わりではありません。計画、実行の後は、効果を検証して改善する、というプロセスを繰り返して取り組んでいかなければなりません」。

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