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季節の暦 七十二候「雷乃収声」〜秋空が見える頃〜

季節の暦 七十二候「雷乃収声」〜秋空が見える頃〜

2017年09月24日

「雷乃収声(かみなりこれすなわちこえをおさむ)」は二十四節気「秋分」の初候にあたります。
9月23日から27日頃にあたり、春分の末候「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」から増え始めた、雷が鳴らなくなる時期です。
「雷」は夏の季語ですが「稲妻」は秋を表す季語で、稲妻が稲を実らせると信じられていたところからきているようです。
この頃になると入道雲がすっかりなくなり、秋の鰯雲や鱗雲が見られ空が高く感じられます。

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秋雨前線が発生する頃

この頃になると「秋雨前線」が発生するようになってきます。

「前線」というのは違う性質をもった空気同士の境目のことをいいます。

梅雨時には「梅雨前線」があらわれます。

秋雨前線は夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の勢いが弱まり、北から冷たくて湿った風や西からの高気圧が流れ込んでくることで、夏の暑い空気と秋の涼しい空気がぶつかって発生します。

秋雨前線が停滞すると曇りや雨の日が増え、ぐずついた天気が続くようになります。

秋雨前線は梅雨前線ほどハッキリせず強く停滞しませんが、台風と重なると大雨になることもあるので、注意が必要です。

この頃に旬を迎える果物

この頃になると、かりんが旬を迎えはじめます。

熟した物は光沢があり、鮮やかな黄色になります。

とてもよい強い香りがする果物ですが、そのままでは硬くて渋く、食べることができません。

そのため、生食ではなく加工して食べる果物です。

加工例としては砂糖漬け、蜂蜜漬け、かりん酒等です。

ペクチンも豊富なため、ジャムにも加工でき、皮をよく洗って輪切りにしてからジャムにします。

果実酒にする場合は種を入れてもよく、蜂蜜漬けの際もスライスにするとよいでしょう。

陰干ししたものや砂糖漬け、蜂蜜漬けの漬け汁は、民間療法で咳止めや喉の痛みを和らげる薬として利用されており、漢方でも咳止めとして利用されています。

9月中旬からの秋の味覚として、柿もあげられます。

柿は古くから親しまれてきた果物の1つで、中国が原産です。

10世紀頃からすでに栽培の歴史があり、果実はもちろんのこと皮や若葉なども食用にされてきました。

柿渋も防腐剤・防虫剤として、染め物、塗り物にも利用されています。

江戸時代に多くの品種が産まれ、現在は1,000種類ほどがあるといわれています。

海外でもKakiという名前で呼ばれることが多い果物です。

購入時は果面、果頂部に褐変がなく、ヘタが緑色のものを選びます。

柿はヘタで呼吸しているとされ、ヘタを傷つけないように注意しましょう。

タンニンやカロテン、ビタミンCを多く含み、タンニンにはアルコールを分解する働きがあります。

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