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地域と企業とJAが一丸に 体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」

地域と企業とJAが一丸に 体験型農業テーマパーク「なめがたファーマーズヴィレッジ」

2017年09月29日

茨城県行方(なめがた)市にある「なめがたファーマーズヴィレッジ」は、サツマイモスイーツのお店「らぽっぽファーム」の白ハト食品工業が、行方市とJAなめがたの協力を得てオープンした体験型農業テーマパークです。焼きいもについて学べる知的体験型ミュージアム「やきいもファクトリーミュージアム」をはじめ、収穫体験ができるサツマイモ畑、地元の野菜が楽しめるレストランなどがあり、体験を通して農業を肌で感じることができます。

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「過疎化の象徴だった小学校跡地を使って建設した、なめがたファーマーズヴィレッジで、新しい人口を増やしていきたい。これからの時代における地方創生のモデルケースになればいいなと思います」と、白ハト食品工業株式会社の広報担当者は話しています。白ハト食品工業のなめがた工場に併設するなめがたファーマーズヴィレッジ誕生までの軌跡と、未来への取り組みについてお話をうかがいました。

「なめがたファーマーズヴィレッジ」の原点は東京スカイツリータウンのサツマイモ畑

茨城県の南東部、北浦と霞ケ浦に挟まれた行方市は、火山灰の赤土と水はけの良い土壌を持つ日本有数のサツマイモの産地です。白ハト食品工業が、らぽっぽファームなどで使うサツマイモを、JAなめがたから仕入れ始めたのは2005年のことでした。

「当社は、行方のサツマイモのおいしさにほれ込んだんです。また、農業生産者が持っている畑の面積がとても広く、安定的に大量のサツマイモを出荷していただけるというのもポイントでした」。

地域にとっても、白ハト食品工業との取引は嬉しいことでした。当時JAなめがたでは、サツマイモの耕地が増え、それに伴い販売が難しい規格外品も増えていたといいます。規格外品は、畑に捨てていました。白ハト食品工業では、こうしたB品も買い取り、サツマイモの加工食品として使いました。それが、農家方の所得アップにもつながったといいます。

ところが、取引量が順調に増えてきた矢先に東日本大震災が発生。茨城県にも大きな被害が出ました。地震や津波による被害も去ることながら、放射能汚染による風評被害が地域の産業に深刻なダメージを与えました。

「風評被害を払拭するために、行方の方々と協力して、東京スカイツリータウンに行方の土を運んで都市型農園『ソラマチファーム らぽっぽおいも畑』を作りました。ここでサツマイモを栽培して、行方の土が安全であることを世界中にアピールしたのです。おいも畑は今も継続しており、毎年秋にはおいしいサツマイモが収穫できます。

この取り組みで、当社と行方の方々の間でお互いに絆が深まり、“夢のある農業”を共に目指す運命共同体のような思いが芽生えたように思います」。

これを機に、JAなめがたや周辺農家と農業生産法人「なめがたしろはとファーム」を設立。
のちの、なめがたファーマーズヴィレッジの礎を築きました。

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