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幼稚園教諭が畑で見つけた 就農 という自分らしさ

幼稚園教諭が畑で見つけた 就農 という自分らしさ

2017年11月15日

東京都東久留米市に、2017年の春、野菜狩りのできる農園が誕生しました。「やさいのおうち東久留米」と名づけられた農園は、収穫体験や、農作業の経験の場、直売所という側面を持つ、四季折々、色とりどりの野菜が楽しめる畑。子どもたちの歓声に包まれる農園のオーナーは、元幼稚園教諭の榎本義樹(えのもとよしき)さん。30歳を前に作った「やさいのおうち」から発信していくメッセージには、幼児とふれあってきた榎本さんならではの願いが込められています。

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幼稚園教諭から「やさいのおうち」のオーナーへの転身

 

 

 

「やさいのおうち東久留米」は、都心に通勤する人々のベッドタウン、東京都東久留米市にある畑です。季節の野菜を育てる農園を運営するのは、就農1年目の榎本義樹さん。榎本さんは、地元・東久留米で父が農作物を育てていた土地を譲り受け、「野菜狩りのできる農園」というコンセプトで畑を開放しました。

平日は子どもたちと野菜作りを行い、畑に併設した直売所に野菜を並べる。週末は「収穫祭」と題した野菜狩りイベントを開催する農園が「やさいのおうち」です。2017年の4月からスタートした活動はまだ1年も経っていませんが、すっかり地域に溶け込んでいます。

畑では、6月にジャガイモ、夏場には枝豆、トマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ、ピーマン、ししとうなど、夏野菜を作りました。冬を迎えるこれからは「白菜やブロッコリーの生産に挑戦する」と言う榎本さんは「連作のできるもの、できないものがあることを初めて知った。今は、農作物の習性を学びながら、次に何を作るかを楽しく検討する毎日」を過ごしています。

幼稚園教諭から農園オーナーへ。その転身には「自分らしさ」を求める自身の強い決意がありました。

幼稚園教諭の経験が「より自分らしさ」を求める道標に

 

 

榎本さんは農園を開く直前の2017年3月までの8年間、幼稚園教諭の職に就いていました。幼い頃からピアノが好き。自分より年下の子どもの世話をするのが好き。好きなことを明確に認識していた榎本さんが、自分らしくできる仕事を考えたとき、幼稚園教諭にあこがれるのは必然のことでした。

専門学校を卒業した20歳の若者は、埼玉県所沢市の所沢文化幼稚園に就職し、所沢第二文化幼稚園で幼稚園教諭生活をスタートさせました。1年目から年長組の担任を受け持つことになって、子どもを好きなだけではやっていけない現実を突きつけられました。「子どもと遊ぶ仕事だと勘違いしていた」姿勢を改め、幼児一人ひとりと向き合う毎日は充実したものでした。

「幼児の感性を大切にする」という園の保育方針に刺激を受け、自然や生き物とのふれあい、本物に接することの大切さを、身をもって体験し、「振り返ると、良かったことしか思い浮かばない8年間だった」と言います。子どもと笑うこと、成長を見届ける生活は、他に代えがたい自らの成長の日々でもありました。子どもたちの未来を考えるのと同じように、自分自身の将来を考え始めたとき、「より自分らしさ」を求めた榎本さんは、大きな決断をしました。

 

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