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アブなすぎる害獣図鑑!農家の敵とその撃退方法 ~ハクビシン編~

アブなすぎる害獣図鑑!農家の敵とその撃退方法 ~ハクビシン編~

最終更新日:2018年05月15日

近年の異常気象による農作物への被害はニュースで報道されていますが、害獣による農家の被害はあまり知られていません。2017年度の農林水産省の調べでは、野生鳥獣による農作物への被害状況はおよそ200億円で、その6割が獣類、4割が鳥類(※1)となっています。代表的なのは、イノシシ、シカ、サル、クマ、カラス。その他、意外と思える生物も農作物に大きな被害をもたらしているのです。

「アブなすぎる害獣図鑑」第二回は、額から鼻にかけての白い線がチャーミングなハクビシンの生態と農作物への被害、その撃退方法に迫ります。

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木登り上手なかわいい悪魔 知られていないハクビシンの生態

農業

ハクビシンは日本に生息する唯一のジャコウネコの仲間で、白鼻芯という名の通り、額から鼻にかけての白い線が特徴的です。クリッとした目、アライグマにも似たかわいらしいルックス。ペットとして飼われることもありますが、攻撃性のある野生の動物です。

夜行性で行動し、昼はねぐらとなる暗い場所に潜み、夜に餌を求めて移動します。器用な手足を使った木登りを得意とし、高いところにある木の実を食べることから、森林や山間部の樹木の上を棲家としています。

ハクビシンはかなり頭が良く、環境への適応能力や学習能力が高いため、山間部の郊外区域だけでなく、都市部での生息数も日本全国で増えてきました。(※2)

住宅の屋根裏から農作物まで ハクビシンの被害は多岐におよぶ

農業

ハクビシンは棲家を転々と変えるため、住宅への被害が多く見られます。屋根や壁に穴があいていれば、そこから侵入して屋根裏をねぐらとして使用し、倉庫や空き家などは恰好の棲家となります。屋内で糞尿をして異臭や害虫を発生させる原因となり、家の柱などを破壊することもあります。

特に農家にとってのハクビシンの被害は深刻です。ミカン、モモ、ブドウなどの果実類を特に好み、人気のない田畑を見つけては農作物を食い荒らすのです。近年、足跡や食べ跡の痕跡からハクビシンによる被害と特定されるようになり、日本全国(沖縄県を除く)で被害が確認されています。

ビニールハウスのほんの小さな穴からも侵入して、見た目のかわいらしさとは裏腹にかなり凶暴なハクビシン。噛みつかれたり、引っかかれたりしたら、感染症を起こすという二次的被害の危険性もあります。

 
※1 鳥獣被害の状況:農林水産省
※2 都内におけるアライグマ・ハクビシンに係る状況:東京都環境局

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