ウソかマコトか? 古今野菜伝説 ~長ネギ編~ – マイナビ農業

マイナビ農業TOP > ニュース > ウソかマコトか? 古今野菜伝説 ~長ネギ編~

ニュース

ウソかマコトか? 古今野菜伝説 ~長ネギ編~

ウソかマコトか? 古今野菜伝説 ~長ネギ編~

2018年01月10日

「あの野菜は高血圧に効く」「この野菜は食べても太らない」など、健康と野菜の関連をほのめかす“都市伝説”を耳にすることは多いでしょう。でも、実際のところはどうなのでしょうか。今回取り上げる食材はネギです。「風邪をひいたらネギを首に巻け」という治療法は、果たして本当に効果があるのでしょうか。ネギにまつわる豆知識をまとめました。

  • LINE
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • Hatena
  • Pocket

ネギの初登場は『日本書紀』!


私たちの食卓にもなじみの深いネギ。その原産地は、中国西部、中央アジアという説が有力です。中国では紀元前からネギに関する記述が見られ、「葱」と記されています。中国の五経のひとつ『礼記』にはネギの調理法も載っています。

日本へは8世紀以前に、朝鮮半島を経て伝わったとされています。奈良時代に編纂された『日本書紀』(720)に、仁賢天皇の六年(493年)に「秋葱(あきぎ)」という記載があることから、より早く入ってきた可能性もあります。

このように古い歴史がある「ネギ」は、葉鞘(茎の部分)を根と考えて、白い根を食べることから、根岐(ねぎ)といわれました。今のように「根葱」と書かれるようになったのは、元禄時代(1688~1703)前後からのようです。

まずは、ネギに含まれる栄養や成分に着目!


ネギを首に巻くと風邪が治るというのは根拠を伴うものなのでしょうか。それを探るために、まずはネギに含まれる栄養や成分に着目してみました。

ネギの栄養素として挙げられるのが、カリウムやカルシウム、ビタミンC、β-カロテンなどです。これらは緑色の葉っぱの方に多く含まれます。

一方、ネギの白い部分に含まれるネギオールと呼ばれる香り成分には抗菌作用があります。ウイルスの殺菌に一役買うこの成分は、風邪のウイルスにも対抗してくれそうです。

さらに注目したいのが、ネギを切った時に香るツンとした臭い。これは「硫化アリル(アリシン)」という成分で、ビタミンB1の吸収を高めて疲労回復に導きます。さらに、体を温めて発汗を促し、血行を良くするなどの効果が期待できます。

つまり、風邪に効きそうな成分がネギにたっぷり含まれていることは概ね事実と言えます。

1 2

  • LINE
  • twitter
  • facebook
  • Google+
  • Hatena
  • Pocket

関連記事

カテゴリー一覧