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購入時に求める条件は?オーガニック農産物に対する消費者傾向とは(2/3)

購入時に求める条件は?オーガニック農産物に対する消費者傾向とは

最近は、化粧品や衣類までオーガニックにこだわる人が増えてきています。では、オーガニックの農産物を食べている人はどのくらいいるのでしょうか。また、慣行栽培の何割増しまでなら、オーガニック農産物を購入したいと考えているのでしょうか。今回は、20歳以上の消費者モニター893人を対象とした、農林水産省の有機農業に関する調査の結果から、オーガニック農産物への意識の傾向について紹介します。

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オーガニック農産物の購入価格は慣行栽培の2~3割増

オーガニック

しかしオーガニック農産物は慣行栽培のものに比べて、販売価格が高くなる傾向にあります。「オーガニック農産物を購入している」「購入したい」と答えた人に、どの程度の価格であれば購入するか聞いてみました。

・慣行栽培と同じ程度なら購入したい 21.7%
・1割高までなら購入したい 44.9%
・2~3割高までなら購入したい 27.5%
・4~5割高までなら購入したい 1.8%
・2倍までなら購入したい 0.4%
・2倍以上でも購入したい 0.1%

その結果、「同程度または1割高までなら購入したい」が66.6%となり、「2~3割高までなら購入したい」も含めると94.1%となります。慣行栽培の農産物に比べて、2~3割程度の価格アップであれば購入したいと考える消費者が多いようです。

オーガニック農産物を食べる頻度は「週に数回」が理想

オーガニック

では、毎日の食卓で使うものを、すべてオーガニック農産物で揃えられるでしょうか。オーガニック農産物を扱っているスーパーなどは限られており、価格も割高です。そのため、すべての食材をオーガニックにすることは、物理的にも経済的にも容易ではありません。オーガニック農産物を食べたい頻度についての結果は、次のとおりです。

・ほぼ毎日消費したい 16.5%
・2~3日に1回くらいは消費したい 27.2%
・週に1回くらいは消費したい 22.4%
・月に1~2回は消費したい 13.1%
・特別なとき(年に1回~数回)は消費したい 4.7%
・食べたいとは思わない 5.3%
・わからない 10.9%

毎日は無理でも「2~3日に1回くらい」または「週に1回くらい」は消費したいと思っている人が約半数ほどいます。現実的に、週に数回はオーガニック農産物を取りいれたいと思っている人が多いようです。

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