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購入時に求める条件は?オーガニック農産物に対する消費者傾向とは(3/3)

購入時に求める条件は?オーガニック農産物に対する消費者傾向とは

最近は、化粧品や衣類までオーガニックにこだわる人が増えてきています。では、オーガニックの農産物を食べている人はどのくらいいるのでしょうか。また、慣行栽培の何割増しまでなら、オーガニック農産物を購入したいと考えているのでしょうか。今回は、20歳以上の消費者モニター893人を対象とした、農林水産省の有機農業に関する調査の結果から、オーガニック農産物への意識の傾向について紹介します。

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オーガニック農産物を購入する条件は「信頼できる表示」

オーガニック

次に「オーガニック農産物を購入したい」と答えた人に、購入の条件を聞いてみました。

・表示が信頼できること 53.4%
・近所や買いやすい場所で販売されていること 46.1%
・価格がもっと安くなること 41.9%
・食味が優れていること 36.4%
・栄養が優れていること 31.7%
・生産者の情報がわかること 31.4%

一方、「オーガニック農産物を購入したいと思わない」と答えた人に、その理由を聞いてみたところ、「値段が高いから(適正な値段と思うが、自分の予算と比較して高い)」が最も多く、「『有機(オーガニック)』などの表示が本当かどうか疑わしく思うから」、「どこで買えるか、よくわからないから」といったものが挙げられました。

オーガニック農産物を購入しない理由として「表示が本当か疑わしい」とされ、購入したい人の条件も「表示が信頼できること」が挙げられています。正しい情報が表示されていることは、消費者にとっては大切なことなのです。

今回の調査結果から、オーガニック農産物を頻繁に食べている人はまだ一部のようです。そして、オーガニック農産物に対して好意的に考えている人は大多数いることが、明らかとなりました。オーガニック農産物がこれまでよりもっと流通して、簡単に割安で手に入れられるようになれば、さらにオーガニック農産物の需要は高まっていくことでしょう。

参考 平成27年度 有機農業を含む環境に配慮した農産物に関する意識・意向調査(農林水産省)

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