加工品開発や食育啓蒙活動も
江戸東京野菜ジェラート
伝統野菜の販売は旬のものに限られるため、福島さんは常時楽しめる加工品として「江戸東京野菜ジェラート」を考案。八王子しょうが、内藤かぼちゃを使ったジェラートを、同じ地域の酪農家「磯沼ミルクファーム」、ジェラート店「ダ・ルチアーノ」と共同開発しました。
このジェラートは原料の野菜もミルクもすべて八王子産という、地域おこしの意味合いも持った商品で、大好評を得ています。これに続く江戸東京野菜の加工品も企画中です。
講義・セミナー・イベント・コンサルティング
その他、小城プロデュース/多摩・八王子江戸東京野菜研究会では、食育をテーマにした講師活動も展開。地元の小学校における栽培から種取りまでの実習授業、一般向けセミナーを行うほか、生産地見学、自治体や企業主催のイベントにも積極的に参加しています。
さらにこれらの実績を活かして、農業や食関連企業・団体に対するコンサルティング業務にも従事しています。
野菜の食べ方に新しい付加価値
人口が減少する時代に入り、野菜はただ食べて栄養を摂るだけの食品から、価値判断、生き方の問題を表す、精神性を宿した食べ物へ。
もともとあった自然のサイクルを取り戻そうとする、その土地ならではの伝統野菜、江戸東京野菜は、野菜の食べ方に新しい付加価値を与え、食と農に関心を持つ人たちの心を刺激しています。
その意味で小城プロデュースの今後には注目が集まります。価値ある強い農業を目指してプロモーションを行うという、小さな会社の活動理念が、未来の新たなビジネスの核となっていくかも知れません。