牧場脇で見かけたサイロ、最近見ないけどどうなった?

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牧場脇で見かけたサイロ、最近見ないけどどうなった?(3/3)

牧場脇で見かけたサイロ、最近見ないけどどうなった?
最終更新日:2018年09月07日

北海道など酪農が盛んな地域にそびえ立つ、円筒形の飼料貯蔵蔵「サイロ」。小学校の教科書などで見たことのある方も多いのではないでしょうか。ところが、最近はそうしたサイロが姿を消しつつあり、代わって最新式のサイロが活躍しているそうです。今回はサイロの最前線に迫ります。

牛の給食センターにたたずむ、バンカーサイロとは

ロールベールサイレージよりさらに大規模なサイレージを製造するための施設もあります。その一つが、バンカーサイロです。

バンカーサイロは、円筒形のサイロのように背が高くありません。コンクリート壁で囲いを作った場所に、牧草をため込み、上からビニールシートをかぶせてサイレージを作ります。圧縮作業などに特殊な農業機械が必要となるため、バンカーサイロを使ったサイレージ作りは専門業者に委託するケースが多いようです。

例えば、最近の北海道では、牛の飼料作りを専門に行う「TMRセンター」という施設がよく見られるようになりました。TMRとは「Total Mixed Ration(完全混合飼料)」、つまり牧草やビタミンをバランスよく配合したサイレージなどの飼料のことです。ここでは、バンカーサイロを利用して大量のサイレージを作り、契約した複数の酪農家に送り届けています。言うなれば、牛の給食センターです。

このように、円筒形のサイロが見られなくなってきた背景には、酪農家の重労働を少しでも軽減しようとする試みがあったのです。酪農地域の風景は今後も農業機械の発達や専門業者の活躍に伴って、様変わりしていくのかもしれません。

<参考>
TMRセンターのバンカーサイロ
餌作り(公益社団法人 中央畜産会)
地域酪農を支えるTMRセンター~北海道中標津町 中標津ファームサービス~(alic 独立行政法人農畜産業振興機構)

上記の情報は2018年1月20日現在のものです。

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