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販路を確保して栽培スタート クレアファームの静岡県産オリーブオイル

販路を確保して栽培スタート クレアファームの静岡県産オリーブオイル

2018年01月29日

静岡県でオリーブ産地化プロジェクトを推進することを目的に、株式会社クレアファームを設立した西村やす子(にしむらやすこ)さん。現在は県内10ヶ所に農園を抱えて静岡県産オリーブオイルやオリジナル商品にこだわって、オリーブオイル専門店「クレアテーブル」などで販売しています。「農業が直面している様々な課題を解決するには、6次産業化が必要」という考え方の西村さんが考える、これからの農業についてうかがいました。

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農家が元気でなければ、地方は元気にならない

静岡県は農業や水産業が盛んな県です。静岡市内で司法書士事務所を経営する西村さんは、生産者の高齢化、相続、事業承継といった農業従事者が抱える課題を、司法書士としてサポートしてきました。

青年会議所に所属し、地域の活性化にも取り組んできましたが、そうした中で第1次産業の衰退が、地域の衰退にもつながることを痛感したそうです。

そして、オリーブ好きだったことから自らが第1次産業の立場となって、静岡県でオリーブの栽培を根付かせるためのブランド化を思いつきます。高品質なオリーブオイルやオリジナル商品を販売することで、地域の活性化につなげたいと考えました。

オリーブに注目したのは偶然でした。西村さんは、料理好きが高じてオリーブオイルの専門家資格を取得。日本国内で流通しているオリーブオイルのほとんどが輸入品であり、酸化や劣化したものや偽装品が少なくないことを知りました。だからこそ、高品質なオリーブオイルを作れば必要としてくれる人はいるはずと思ったのです。

目指したのは、農業の6次産業化

プロジェクトを進めていく中で、司法書士として農業従事者の相談に乗っていたときには分からなかった課題も見えてきました。

本来は農作物を作ることが仕事である生産者が、それ以外の作業をこなすのは難しいです。ですが、インターネットを使えば世界中から何でも取り寄せられる時代になった今、農作物をただ作っているだけでは生き残れません。

そこで、1次産業(農業)に加え、2次産業(工業・製造業)、3次産業(販売業・サービス業)にも取り組み、持続可能な生産活動の基盤を整えていきます。つまり農業の6次産業化を推進するために、クレアファームがマーケティング、ブランディング、営業、販売を担いながら生産者をサポートするというモデルを作ることにしたのです。

「誰でも農業に参入できて儲かるという仕組みをつくらないと、後に続く人が出てこない。今までになかった新しいモデルを作りたいと思ったので、これまであった常識とらわれずに考えました」西村さんは語ります。

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