丹波篠山の有機玄米と川北黒大豆に注目
日本人女性は、世界の中でも高い美意識と繊細な感性を持つといわれています。そして、日本人女性が本当に満足できるものをつくりたい。そのための最高の原料は何かと考えたとき、古くから日本で美容と健康のために親しまれてきた、玄米と黒大豆にジャパン・オーガニック株式会社は着目しました。
さらに品質にもこだわりたいと採用されたのが、兵庫県丹波篠山の合鴨農法で作られる有機玄米と、昔から高級品として大切にされてきた大粒の川北黒大豆です。
この玄米と黒大豆を黄金比でブレンドした独自の穀物保湿成分は、全製品の共通成分として配合されています。それぞれの成分を単独で使用した時よりも、組み合わせることで相乗効果を発揮して高い値でコラーゲンを産生するというデータも取得済みです。
日本古来の合鴨農法とは
今回は、重要な成分である有機玄米を育てる、合鴨農法について詳しくうかがいました。合鴨農法は、400年以上前、安土・桃山時代から受け継がれてきた無農薬農法です。
まず、小鴨時に泳ぎや毛づくろいの方法を教え、田植え後の5月から8月の間、田んぼに放します。合鴨が害虫を食べてくれ、さらに泳ぎまわることで泥水が濁り、光合成が起こらず雑草が生えづらくなるため、農薬や除草剤を使用する必要がありません。
また、合鴨が排泄する糞尿が肥料になるため、化学肥料なしでも肥沃な土壌ができます。また、合鴨と稲の株や茎がこすられることで強い稲が育つという効果も期待できます。
この合鴨農法が行われている有機玄米の産地、兵庫県丹波篠山は、京都府と兵庫県の県境近くにあります。昔は湖があった土地で、その影響から土壌は栄養が豊富で、朝晩の寒暖の差も激しいため、おいしい農産物が育つ場所として知られています。この丹波篠山で、25年間親子三代にわたって有機合鴨農法に取り組む農家と出会い、有機玄米を提供してもらうことになったそうです。
人や地球環境のことを大切に考えながら、本当によい農作物を「有機米」を通じて届けたいと考えていて真剣に取り組んでいる農家です。周囲は見渡す限り田園が広がる地域ですが、合鴨農法は管理も難しく、大変な苦労と努力が必要となります。そういった大変さもあり、その地域でも数件しか行っていないようです。