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親子の食農共育体験 地域に広がる連携の輪

親子の食農共育体験 地域に広がる連携の輪

最終更新日:2018年02月15日

北海道釧路市の親子が食農共育体験をするボランティア活動「あぐりちゃれんじ」。北海道教育大学釧路校の学生と釧路市内に住む親で結成する実行委員会のメンバーが、企画運営しています。子どもたちに野菜の栽培や味噌づくりなどの体験を提供するほか、子育て中の親を対象に、子育ての悩みを解決する糸口を探る学習会を展開。行政と協働・連携した取り組みを継続的に実施し、地域との“連携の輪”を広げています。活動がスタートして6年目を迎えた2017年度、農林水産省が主催する「第1回食育活動表彰」消費・安全局長賞を受賞した「あぐりちゃれんじ」の活動を紹介します。

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食農教育通じて人材育成

「農業にふれる機会を子どもたちに持たせてあげたい」という親の声を受けて、2012年からスタートしたのが「あぐりちゃれんじ」というボランティア活動。北海道教育大学釧路校の学生をはじめ、釧路市内に住む子育て中の親などのメンバーで結成される実行委員会が企画、運営。親と子が、食教育と農業体験学習を一体的に実施する「食農教育」を通じて、「食の大切さ」を学ぶ機会は、将来、教育現場に立つ学生の人材育成と、行政と市民の連携の場としての機能を併せ持っています。

農業の魅力伝える 学生指導に熱

「あぐりちゃれんじ」の対象となるのは、釧路市に住む親子。2017年は20家族が登録しています。年間20回程度の活動において、大学農場での栽培体験や味噌づくりなど、地域資源を活用したオリジナルのプログラムを展開しています。2017年9月に実施した「こんにゃくをつくろう」をテーマにした活動は、大学農場で収穫したこんにゃく芋を使って、こんにゃくづくりに挑戦しました。「こんにゃく芋は、ピンク色をしているね」「何年かかってできたこんにゃく芋かわかる?」などと子どもたちに声をかけ、中心となって活動する学生は皆、日本農業検定2級を取得しています。農業の基礎知識を身に付けた彼らは、芋を細かく切っている最中に、芋に直に触れて「手がかゆくなった」という子どもにも慌てず対応する一幕も。

完成したこんにゃくは各自持ち帰りました。自宅でこんにゃくを試食した子どもたちは、手作りならではの食感を堪能したそうです。
こんにゃくづくりを指導した学生の一人は「包丁を持つことができなかった子が、包丁を上手に使うことができるようになり、成長を感じることができた」と話します。将来教員を目指す彼らにとっては、年間を通して、食育・食農教育の実践を体験できる場にもなっています。二年連続で活動に参加している保護者は「体験を通して農業の大変さを実感しているよう。食べ物の大切さを、大人になっていても覚えていてほしい」と話します。

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