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若手農業者 食育活動に「妖精キャラ」なぜ起用?(2/3)

若手農業者 食育活動に「妖精キャラ」なぜ起用?

北海道栗山町の若手農業者が集まって結成した「栗山町4Hクラブ」(吉田尚樹会長)は、プロジェクト活動や視察・研修をはじめ、栗山町の食材をPRする取り組みを行っています。中でも食育活動においては、「くりどん」と名付けた妖精キャラクターとともに、消費者に“安心”と“信頼”を届けるプロジェクトを展開。この取り組みが評価され、2016年度の全国青年農業者会議(全国農業青年クラブ連絡協議会主催)のプロジェクト発表で「農林水産省経営局長賞」に輝きました。今回は同クラブの食育活動をご紹介いたします。
(画像提供元:農業総合月刊誌「農家の友」)

妖精「くりどん」誕生

農作物の生産者として、「“安心”と“信頼”を消費者に届ける活動をみんなでしたい」。というメンバーの思いが形になったのは2007年のこと。小麦の活用法に関して話し合いを深めていた際に、町内産の小麦を使って子どもたちと一緒にうどんを作る食育イベントを企画し、町に提案。町内の小学生を対象にした、うどん作り教室が開かれることとなりました。

うどん教室の中で、ある小学生から「このうどんに名前ないの?」と質問を受けたことがありました。そのできごとをきっかけに、メンバーで話し合った結果、うどんに愛称をつけることに。さっそく、町内の小学生に愛称を募集したところ、約400人の子どもたちから作品が寄せられました。その中に、愛称と一緒に、イラストが添えられている作品がありました。当時のメンバーの心をわしづかみにしたそのイラストに描かれていたのは、うどんの妖精「くりどん」。町の名前とうどんを掛け合わせたニックネームと愛くるしいキャラクター。うどんの愛称とともに思いがけず、マスコットキャラクターも誕生しました。

延べ1300人の小学生とうどん作り

うどん作り教室の活動を続けていく中で、日本中で地域を元気にする「ゆるキャラ」がブームに。その人気を目の当たりにしたメンバーは、手作りで「くりどん」の着ぐるみを制作することにしました。出来上がった着ぐるみと一緒にうどん作り教室に登場すると、子どもたちは大喜び。「くりどん」がいることで、今まで以上に教室の雰囲気が明るくなったそうです。
この取り組みが地域に広く知られるようになり、町内の保育園や消費者協会などからも要請を受け、うどん作り教室は広がりを見せました。

小学生を対象にしたうどん作り教室が始まって10年目を迎えた2017年には、参加した小学生全員に「くりどん」のキャラクター入りランチョンマットをプレゼントすることに。メンバー全員で、普段使うことのないミシンに悪戦苦闘しながら、約100枚のランチョンマットを制作しました。

 

メンバーは、手作りのランチョンマットの上でうどんを食べる小学生の姿を見て、喜びもひとしおだったといいます。
参加した子どもたちは口を揃えて「くりどんがとても可愛かった」「うどん作りが楽しかった」と話します。家に帰ってから、両親と一緒にうどん作りに挑戦した子どももいたそうです。
メンバーは、これまでに約1300人の小学生と一緒にうどん作り教室を実施してきましたが、その中には、現在栗山町4Hクラブの一員になったメンバーもいます。

 

「10年後自分が教える立場になっているとは」と話すお二人は、「当時食べて美味しかったうどんを子どもたちに伝えていきたい」と活動に意欲を見せます。

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