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若手農業者 食育活動に「妖精キャラ」なぜ起用?(3/3)

若手農業者 食育活動に「妖精キャラ」なぜ起用?

北海道栗山町の若手農業者が集まって結成した「栗山町4Hクラブ」(吉田尚樹会長)は、プロジェクト活動や視察・研修をはじめ、栗山町の食材をPRする取り組みを行っています。中でも食育活動においては、「くりどん」と名付けた妖精キャラクターとともに、消費者に“安心”と“信頼”を届けるプロジェクトを展開。この取り組みが評価され、2016年度の全国青年農業者会議(全国農業青年クラブ連絡協議会主催)のプロジェクト発表で「農林水産省経営局長賞」に輝きました。今回は同クラブの食育活動をご紹介いたします。
(画像提供元:農業総合月刊誌「農家の友」)

地元や近隣市町村のお祭りなどでPR

栗山町の食材をPRする食育活動の場は、うどん作り教室だけではありません。町で夏と秋に開催される祭りへの出店もその一つ。手作りの移動式窯を用いて作ったピザなど、町内産食材を使ったメニューを考案し、販売しています。地元のパン屋さんと共同で「くりどんパン」を販売したこともありました。町の農産物をより多くの人に知ってもらいたい一心で、イラストレーターからPОPの書き方を学ぶなど、メンバーそれぞれが努力を重ねてきました。その時々によって販売するメニューは異なりますが、年々売り上げが伸びているそうです。
今では町内だけでなく、近隣市町村のお祭りにも出店依頼を受けることも。クラブオリジナルの「のぼり」を持参し、「くりどん」と一緒に栗山町自慢の農産物をPRしています。

2016年からは、大学生との農業体験交流をスタートさせました。大学生は、1泊2日または2泊3日の日程で、メンバーから指導を受けながら農作業を体験します。体験を終えた学生は「生産現場の苦労を知ることができる貴重な機会だった」「経験したことを踏まえて、食や栄養について伝えていきたい」と振り返ります。
これまでに北海道大学や天使大学の学生サークル等から約70人が参加しました。農業を伝えるだけでなく、栄養学科の学生から町産食材の栄養・調理方法等ついて学ぶ機会も。相互に学び合い、理解を深める機会ができました。

農作物の“作り手”“伝え手”としての役割を

うどん作り教室や農業体験交流など、これまでの食育活動の取組が認められ、2016年度の全国青年農業者会議のプロジェクト発表で「農林水産省経営局長賞」を、また2017年度は第4回北海道食育推進優良活動表彰(北海道農政部主催)を受賞しました。
同クラブの吉田会長は「この活動が続けられたのは、クラブの先輩方をはじめ、町教育委員会や町役場産業振興課、商工会議所など各関係機関のみなさんからの支援があったからこそ。みなさんに感謝したい」と振り返ります。

同クラブの活動は、年齢差や経験年数、栽培作物の種類は違っても、町の農業を支えていく同志が、ともに考え・学び合う場になっています。吉田会長は「クラブがあるからこそ、多くの人とのつながりを深めていくことができる。それが活動の魅力の一つです」と話します。クラブを続けていくことで、「うどん作り教室を体験した子どもたちが将来、一人でも多く町の農業を支える仲間になってくれればうれしい」とも。
これからも仲間や地域の人々とのつながりを大切にしながら、「農作物を作る“作り手”として、そして農作物を伝える“伝え手”としての2つの役割をしっかりと担い、活動を続けていきたい」と目を輝かせていました。

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