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おしゃれな農村へ! 農家を中心としたまちづくりの今を探る(3/3)

おしゃれな農村へ! 農家を中心としたまちづくりの今を探る

農家の住宅というと、田舎の古い家屋など、風情はありつつもなんだか野暮ったいイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。しかし、いまでは行政の支援などもあり、新しい農村づくりが進んでいます。そこで、農家住宅を中心にしたおしゃれでかっこいい街づくりの取り組みについて紹介します。

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自治体でも独自の取り組みが進む

農林水産省が取り組むモデル地区以外にも、農村や農家住宅の整備などは着々と進んでいます。

東京都では、平成22年度から平成27年度まで、「都市農業パワーアップ事業」を実施、現在はそれに続いて「都市農業活性化支援事業」を行っています。これらの施策により、各自治体では体験農園をはじめ、スーパーなどの商業施設の一角を借りて農作物を販売するインショップ、アンテナショップや移動販売等を推進しました。その結果、町田市では「まち☆ベジ」という常設の共同直売所が設置されるまでに至りました。ここでは、町田市内の農業者や農業経営体が生産した、安全・安心な農作物を販売しています。

また、この制度を活用し、狛江市では農家と市民が一体化する動きを推進しています。これは、農園体験などで市民に農業への関心を持ってもらい、農業ボランティアに登録する仕組みづくりを目指すものです。これがさらに進めば、東京近郊でも、新しい農村が見られるようになるかもしれません。

以上のように、古い農村や農家住宅は国を挙げての作り変えが進んでいます。これらは、年々少なくなる担い手問題を解決する一端となるかもしれません。新規就農者も溶け込みやすい、新しい農村づくりに今後も注目していきましょう。
 
 
<参考>
農家住宅推進に取り組むモデル地区の決定について:農林水産省

農家住宅推進に取り組むモデル地区:農林水産省

農業・農地を活かしたまちづくりガイドライン:東京都産業労働局
 
上記の情報は2018年2月20日現在のものです。

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