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八百屋にあるフレンチレストラン 一流シェフがオーガニック野菜を使う理由

八百屋にあるフレンチレストラン 一流シェフがオーガニック野菜を使う理由

東京都港区南青山にあるフレンチレストラン「naître(ネトル)」は、2017年10月にオープンした気鋭のフランス料理店。同じ店内で営む八百屋兼レストラン「槇村野菜笑店(まきむらやさいしょうてん)」のオーガニック野菜を使った色鮮やかなメニューは、見事な華やかさです。シェフの富樫陸也(とがしりくや)さんと、槇村野菜笑店代表、槇村賢哉(まきむらかつや)さんに、野菜に対する思いやレストランの特長について伺いました。

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同じ店の中でダブルネームのレストランを営業

代表の槇村さん(前列中央)、副代表の宮﨑さん(後列中央)、シェフの富樫さん(後列右)。
フレンチの有名シェフ、アラン・デュカス氏(後列左)が来店した際の記念の一枚。

シェフの富樫さんは、フランスでの修業を経て、帰国後にはミシュラン2つ星レストラン「ピエール・ガニェール」で勤務していました。その後、「レストラン リューズ」などで経験を積み、東京都港区南青山の「PORTUS(ポルトゥス)」で料理長を務めていた時に、槇村さんと出会ったそうです。

「当時、私は『ポルトゥス』に野菜を卸していました。ある日、食事をする機会があって『すごい!』と感動したんです。飾り付けやプレゼンテーションもすべて含めて『こんなにおいしい料理を作るんだ』と驚かされました。そこから時間を見つけては『ポルトゥス』に通うようになりましたね。

そんな折に、槇村野菜笑店でシェフをしてくれたメンバーが体調を崩してしまいました。急遽、冨樫に手伝ってもらいました。それがきっかけとなって、2017年8月に正式にシェフに就任してもらうことになりました」と槇村さん。

また富樫さんも、槇村さんが取り扱う野菜やハーブの美味しさに惚れ込んでいたそうです。さらに、槇村さんが多忙な合間を縫って月に一度は必ず食べに来てくれた熱意に感激して仲間入りを決めたそうです。

以前は、槇村野菜笑店は卸と小売の八百屋がメインのお店でした。富樫さんの仲間入りを機会に店内を全面改装。2017年10月からは、日中は「槇村野菜笑店」として八百屋兼カジュアルなレストランとして、夜は富樫さんが腕を奮う本格フレンチレストラン「ネトル」としてダブルネームのお店へとリニューアルしました。

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