女性だけで野菜を販売!ねりまde女子マルシェ

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女性だけで野菜を販売!ねりまde女子マルシェ

女性だけで野菜を販売!ねりまde女子マルシェ

最終更新日:2018年11月08日

練馬区では大小さまざまなマルシェが開催されています。そのなかのひとつである「ねりまde女子マルシェ」は、女性だけで野菜の販売を行っています。主催する白石農園の白石俊子(しらいし・としこ)さんにお話を伺いました。

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きっかけは人と話すのが好きということ

東京都練馬区で開催している「ねりまde女子マルシェ」は、女性だけで運営・販売を行うマルシェです。今までに5回開催しており、2018年3月11日(日)に6回目の開催を行うことが決まっています。主催する代表の白石俊子さんに、どうして女子マルシェを始めたのか、お話を伺いました。

白石さん自身が生まれ育ったのも、埼玉県にある農家の家庭。白石さんにとって農家に嫁ぐのはとても自然なことでした。それから30年以上、農家で家族の一員として農作業を担ってきましたが何かもっとできないだろうか、もっと同じような立場の女性の仲間に出会えないだろうかと考えており、特に子育てが終わってからその思いは強くなります。

「子育てが終わって、成人した子どもが白石農園で農業を始めるのを見て、私自身は何ができるだろうと思っていました。白石農園のまわりには、高齢の方が多いんです。スーパーで無言でも買い物ができてしまう時代だからこそ、そういうところに野菜を積んで売りに行って、お喋りできたらなって。人と話すのが好きなんですよ」。

バイクで人集め

漠然とマルシェへの思いを感じていたところ、白石さんの背中を押すことになったのが、2016年からマルシェグループに練馬区の助成金がおりるようになったこと、そして練馬区長と話したことでした。

「区長と農家で話す機会があったんだけど、夫が行けなくて私が代わりに出たんです。皆が農業に対する補助金などについて話しているなかで、「家族で楽しめるマルシェができたら楽しいと思っているんです」と言ってみた。公言したのは初めてでした。そのあと練馬区の方にも、予算があるからやりましょうって言われて。言われたときにやらないとまた先延ばししてしまうなと思って、やってみたんです」。

女性を取り巻く環境が変わってきているとはいえ、農家でも料理を担うのは女性が多く、それならば直接お客さんとどう調理するのかなどを話すのがよいと白石さんは考えました。

「買い物するのも料理するのも女性でしょ。女性が野菜の使い方を分かっている」。

マルシェを開いて女性同士でお喋りしながら買い物をしたら、楽しい集まりになるだろうと、計画をスタートします。

同世代の農家の仲間7人と練馬区の都市農業課に話を聞きに行き、60万円の予算案に対して、30万円の補助金が出ることがわかり、準備を始めました。

まず最初にしたのが、人集め。白石農園があるエリアには知り合いが多かったけれども、せっかくなのでほかの地区にも声をかけることにしました。直売マップを手に、バイクで走って直接声をかけたそうです。始めは「はい」という返事をもらうことは難しかったようです。

「都会での農業は直売が柱なので、直売に行くのは男性が中心になります。女性がマルシェに参加するために、これとこれの野菜を売りたいから種を蒔く、という主体的な姿勢はなかなか難しかったのかもしれません」。

しかし、40ほどの農家を回ると白石さんの熱意に賛同する人が増え、2016年末に女子マルシェをスタートします。

女子マルシェで守っていること

現在、女子マルシェは22人の農家で成り立っており、毎回15店ほどが出店しています。販売はすべて女性で、男性は来ても手伝い。いつもは表に立つような人でも、当日はチラシ配りなどを担当するんだとか。

スタートして1年以上が経ちましたが、参加する農家の女性たちは、野菜の並べ方、ポップの書き方などをお互い勉強し、話術もうまくなったそうです。

「普段女性が前面に出て話すことは少ないけれど、マルシェの日はひっきりなしにお客さんが来て、農業や野菜について話すでしょ。マルシェは年に数回しかないけど、普段にも役立っているといいなと思っています」。
そして、直接お客さんと触れ合う場だからこそ女子マルシェで守っているのが、「自分の野菜を自分で売ること」。単純なように聞こえますが、ほかのマルシェではグループで持ち寄った野菜を売ったり、地域の人が手伝いで売るスタイルもあります。

「テントなど準備を手伝ってもらえるのはありがたいけど、基本的には販売は手伝ってもらわない。自分のものを自分で責任をもって売るという形で、これからも末永く続けていきたいと思っています」。

今年開催日程が決まっているのは、3月11日(日)。前回の開催ではメガホンを持って母親の店を手伝う子どもがいたりと、お祭りのような雰囲気だったそうです。生産者から直接農業の話や調理の仕方を聞ける機会。ぜひ今後の開催に注目し、訪れてみてください。

ねりまde女子マルシェ
次回開催は2018年3月11日(日)。平成つつじ公園にて10時30分~14時。
野菜・果物・花などの農家に加え、飲食店の出店や雑貨販売もあり。
ウェブサイト:https://jyoshimarche.amebaownd.com/
Facebookページ:https://www.facebook.com/jyoshimarche/

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