「EAT LOCAL」を支える地域活性化集団。「エンゲージメント」と地産地消を考える – マイナビ農業

マイナビ農業TOP > マーケティング > 「EAT LOCAL」を支える地域活性化集団。「エンゲージメント」と地産地消を考える

マーケティング

「EAT LOCAL」を支える地域活性化集団。「エンゲージメント」と地産地消を考える

「EAT LOCAL」を支える地域活性化集団。「エンゲージメント」と地産地消を考える

最終更新日:2018年09月05日

東京都練馬区の江古田で、練馬区内で生産された野菜を軸に地域のコミュニティを盛り上げる「エンゲージメント」という団体があります。なぜ野菜を軸に地域を活性化しようと考えたのか伺いました。

  • twitter
  • facebook
  • LINE

街で馴染みの店をもつ

昨年出張イベントで練馬区の野菜を販売/画像提供:エンゲージメント

「サードプレイス」という言葉を聞いたことがある人は多いかもしれませんが、自分が暮らす街に思いつく場所はあるでしょうか。サードプレイスとは家や学校、職場だけでない、地域コミュニティ内の第三の場所のことですが、江古田にも「街での居場所」について考えるバーがあります。それが、レゲエバーの「コブラ」です。

オーナーの川本繁晴(かわもと・しげはる)さんは、このバーを拠点に「エンゲージメント」という団体を運営しています。エンゲージメントは、川本さんいわく「江古田の地域活性化集団」。イベント開催やフリーペーパーの発行を通して、地域にコミュニティを創ることを目指します。活動の軸にしたのが、区内で生産された練馬野菜と、音楽やアートでした。

「正直最初から農業に興味があったわけではなかった」と話す川本さんに、地域活性化を目指したきっかけや、練馬の野菜をキーワードにした理由を尋ねました。

元々音楽が好きな川本さんがレゲエバーを開いたのが、2001年。隣駅の東長崎で生まれ育ったことに加え、レコード屋がある街でやりたいという思いがあり、江古田を選ぶのは自然なことだったそうです。地域で他店舗やDJと一緒に音楽イベントを開催することもありましたが、イベントを仕切るための組織があったらいいと考えるようになります。さらに地域活性化を形にしようと強く意識するようになったのが、2011年のことでした。

「2011年の震災があったときに店を開けたんだけど、家にひとりでいたくない人が5〜6人店に来ていたんです。家に帰っても携帯電話の地震アラームが鳴ったりして、特に女性ひとりだと心細いじゃないですか。このこともきっかけで、何かあったときに顔を出せるような馴染みの店が地元にあるといいと思った。バーでもカフェでもいいけど、家や学校、職場の往復だけでなくて自分が住んでいる街のお店を使うというのを広めたい」。

エンゲージメントの活動を始める際、「音楽」をメインの軸にすると音楽好き以外にとっては敷居が高いのではないかと考えます。もっと間口が広いイベントにするために、誰もが興味があるものでと考え付いたのが「フード」でした。

1 2 3

シェアする

  • twitter
  • facebook
  • LINE

関連記事

カテゴリー一覧