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国産カモミールで癒しのひと時を ビオホテル認証宿も併設「カミツレの里」(2/3)

国産カモミールで癒しのひと時を ビオホテル認証宿も併設「カミツレの里」

国産カモミール(和名:カミツレ)にこだわった入浴剤やスキンケアなどを展開するライフスタイルブランド「華密恋(かみつれん)」。原料のカモミールは、長野県北安曇郡(きたあづみぐん)池田町にある「カミツレの里」や、国内の契約農家で栽培されています。「ふるさとへ恩返ししたい」と、カミツレの里の創業者、北條晴久(きたじょうはるひさ)さんがカミツレ畑を開墾し、1985年に工場を作りました。どのような思いが込められているのでしょうか。

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こだわりのカモミール栽培

カミツレ
「華密恋」の原料として使用するカモミールは、里内の有機JAS認証を取得した自社農園をはじめ、国内の契約農家が農薬を使用せず有機肥料で栽培したものを使用しています。また、カミツレエキスを抽出した際の搾りかすを土壌改良材として使用し、循環型農業にも取り組んでいます。

秋に定植、越冬、春に収穫という方法で栽培し、植え付けから雑草取り、収穫まで1本1本手作業にこだわっています。カミツレの里に植えられているカモミールは約13万本。一株一株に愛情が注がれています。

カミツレ

カミツレエキスは、独自の非加熱製法で約30日間かけてじっくり抽出します。そうすることで有効成分と香りを壊さない濃厚なエキスになるそうです。「華密恋」は、全ての製品が天然由来成分100%で製造され、カミツレエキス100%の医薬部外品の「華密恋薬用入浴剤」を中心に、フェイスケア、ボディケア、ヘアケア、ハーブティーなどが展開されています。

心からリラックスできる場所をつくりたい

カミツレエキスは、創業者の北條さんが独自に編み出した方法で、無農薬カモミールから抽出されます。カモミールはハーブティーでも人気ですが、肌を整える働きや、リラックスタイムの癒しのひとときに使用され、古くから民間療法やスキンケアとして親しまれています。

このカミツレエキス100%の入浴剤が誕生したのが1982年のこと。それから7年後の1989年、カミツレ畑とカミツレエキスの製造工場、「華密恋の湯」に浸かれる宿「八寿恵荘」ができ、「カミツレの里」と名付けられます。

北條さんの生まれ故郷である池田町に恩返ししたいという思いから誕生し、「ストレスから開放され、自然回帰とリラックスできる場を提供したい。健康で元気になってもらえる場所になってほしい」という当時の思いは、今も受け継がれています。

八寿恵荘

「八寿恵荘」は、元々社員の保養所として使用されていましたが、地域や華密恋の顧客からのお風呂に入りたいという声に応え、少しずつ社外の方にも利用してもらうことになったといいます。

利用者の中には、「とてもリラックスできる」「ぐっすり眠れる」「元気になれる」といった声も多かったそうです。

そこで、もっとたくさんの方に使ってもらいたいと考えて、2015年のリニューアルにつながりました。その際に、建材から寝具、食材、調味料などにとことんこだわり、ビオホテル認証を取得した宿に生まれ変わりました。

国内初のビオ認定ホテル「八寿恵荘」

カミツレ

大自然の中で安心して心地よく過ごし、元気になって帰ってもらいたい。その想いからオーガニックで衣食住を提案しているのが「八寿恵荘」です。食べ物、飲み物はオーガニック。カミツレエキスをたっぷり入れた「華密恋の湯」をはじめ、アメニティにはフェイスケア、ボディケア、ヘアケアまで「華密恋」が用意されており、全身でカミツレを体感できます。

カミツレ

そして建材は全て地元長野の無垢材を、内装には天然由来の接着剤や壁材を使用し、バスタオルや寝具類にはオーガニックコットンを採用。リネン類は天然由来洗剤で洗濯するなど、随所にこだわりが見られます。無垢の木の感触を味わえるよう、館内では素足がおすすめなのだそう。

また館内の蒔ストーブを囲んでの語らいや、自然と触れる体験など同じ時間を共有することでさまざまな出会いが生まれるのも、八寿恵荘ならではです。

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