日本の原風景をよみがえらせるビッグプロジェクト
世界中の人たちがシェアする日本の原風景「里山」
美しい山並み。緑の木立から吹き抜ける風。川のせせらぎと鳥のさえずりの和音。大切な食糧とともに多様な命を育む田畑。
日本人が胸に抱く原風景・里山は、自分たちが本来生きるべき故郷の姿と重なっています。
人と共生する自然として、また、持続可能な社会の実現に必要なコンテンツとして、今、Satoyamaは日本人のみならず、世界中の人たちがシェアする言葉・概念に成長。環境問題をテーマにした国連の会議などでもしばしば用いられています。
里山と伝統的生活文化
ごくシンプルに定義づければ、里山とは、人間が暮らし、生活のために手を入れ、管理する自然の野原や林を含む地域のことです。昔からそこでは村落が作られ、土や水、木などの資源を活用した各種産業が営まれ、食をはじめとする生活文化が培われました。それが名産品、伝統工芸、伝統芸能、祭りなどの形で残されている場合もあります。
里山のブランド化
里山農業プロジェクトは、そうした古来の里山のありかたを、その地域に合った形でブランド化します。つまり地域ごとに違った農作物、工芸品などを生産し、それぞれが個性豊かで特色のある里山として復活させようというビッグプロジェクトなのです。