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21世紀育ちが創る「むかし未来」 日本と世界を変える里山農業プロジェクトの芽吹き

21世紀育ちが創る「むかし未来」 日本と世界を変える里山農業プロジェクトの芽吹き

科学技術・資本主義経済・工業的生産システムが劇的に発達した20世紀。そこで謳われた「人類の進歩」は、地球のあらゆる生命の運命を変えました。
豊かで便利な生活と引き換えに何を失ったのか、社会に問いかける人が増える中、愛知県の田園地帯の一画で「里山農業プロジェクト」が胎動しています。
日本全国にその土地独自の「里山」をよみがえらせ、農作物や伝統工芸品などを生産・供給することで人間の暮らしと自然環境との共存を図る。その大事業のリーダーは、生まれも育ちも21世紀の若者です。

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日本の原風景をよみがえらせるビッグプロジェクト

里山

世界中の人たちがシェアする日本の原風景「里山」

美しい山並み。緑の木立から吹き抜ける風。川のせせらぎと鳥のさえずりの和音。大切な食糧とともに多様な命を育む田畑。
日本人が胸に抱く原風景・里山は、自分たちが本来生きるべき故郷の姿と重なっています。
人と共生する自然として、また、持続可能な社会の実現に必要なコンテンツとして、今、Satoyamaは日本人のみならず、世界中の人たちがシェアする言葉・概念に成長。環境問題をテーマにした国連の会議などでもしばしば用いられています。

里山と伝統的生活文化

ごくシンプルに定義づければ、里山とは、人間が暮らし、生活のために手を入れ、管理する自然の野原や林を含む地域のことです。昔からそこでは村落が作られ、土や水、木などの資源を活用した各種産業が営まれ、食をはじめとする生活文化が培われました。それが名産品、伝統工芸、伝統芸能、祭りなどの形で残されている場合もあります。

里山のブランド化

里山農業プロジェクトは、そうした古来の里山のありかたを、その地域に合った形でブランド化します。つまり地域ごとに違った農作物、工芸品などを生産し、それぞれが個性豊かで特色のある里山として復活させようというビッグプロジェクトなのです。

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