そもそも腐植酸とは
腐植酸の3つの効果
1つめは地力の向上。腐植酸は土を柔らかくさせ、肥え持ちをよくし、微生物がバランスよく生きられる、作物を作りやすい土に改良します。
2つめは肥料の効果の向上。腐植酸は土壌の保肥力を高め、かつ肥料を無駄なく作物に吸収させます。さらに腐植酸はリン酸等の吸収を促進することが知られており、肥料の効果アップも期待できます。
3つめは根の活性化。腐植酸があると発根が促され、根量が増えます。根量が増えれば養分吸収が高まるため、生育が促進されます。
独自製法で作り出す腐植酸液肥
独自製法により製造
1915(大正4)年に設立されたデンカでは腐植酸資材を独自製法で作ります。
亜炭という樹木や有機物が堆積し腐って地中で炭化したものに、硝酸を加え、分解します。分解に使用した硝酸は回収し、腐植酸だけを取り出します。
この腐植酸のうち、水に溶けやすい部分に着目し、腐植酸液肥が開発されました。水に溶けやすいため、素早く根に浸透し、根張り向上、果樹・果菜類の樹勢維持および回復、肥大促進、なり疲れ防止などが期待できます。
ユーザーからも高い評価
「なり疲れからの回復が早い!」
茨城県古河市でキュウリ農家の粕谷政輝さんも、デンカの腐植酸液肥を愛用する一人です。21歳から実家に就農し20年以上、ハウス栽培でキュウリを作り続けてきた粕谷さん。3年ほど前に知人から腐植酸液肥の良さを聞いたことから興味を持ち、2年前からデンカの腐植酸液肥を使い始めました。
「なり疲れからの回復が早い。キュウリの収量には波があります。けれど、腐植酸液肥を使うと落ち込みが少なくなりました」
腐植酸液肥で根量が増加、増収に効果
デンカの試験によると、トマトの育苗でトレー(25穴)あたり500~1000倍に薄めた腐植酸液肥を250ml施用したところ、何も与えなかったものに比べ根量が155パーセントも多かったそうです。トマトに限らずコマツナ、ダイコンなどでも効果がみられました。さらにトマトの点滴潅水栽培で腐植酸液肥3000倍希釈を毎日施用したところ、無施用に比較して27パーセント増収したという試験成績もありました。
使いやすいから、使いつづけられる
比べて分かるコストパフォーマンス
粕谷さんは月に1回ほど腐植酸液肥を500〜1000倍に薄めて使っています。「通常使っている肥料よりはかは少し値段が張ります。ですが、驚くほど高いわけではない。このくらいの価格帯ならそこまで気になりません」
使い勝手のよさも二重丸
さらに粕谷さんは扱いの良さも評価しています。「デンカのものは5kg単位の容器なので扱いが楽。他社のものは20kg単位のものがあったりしますが、デンカのものは高齢の方にも使い勝手が良いと思います」
その効果はもちろんのこと、使い勝手の良さは100年以上肥料を作ってきた同社ならではです。
デンカ株式会社 エラストマー・インフラソリューション部門アグリプロダクツ部
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