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農業をもっと身近に。みんなでつくる農園「NINO FARM」

農業をもっと身近に。みんなでつくる農園「NINO FARM」

最終更新日:2018年10月05日

「いただきますの向こう側に思いを馳せて、食と農の心の距離を近づける」。そんなコンセプトで、気軽に農業に触れる機会を作る活動をしているグループ「NINO FARM(ニノファーム)」。彼らの活動に参加してみました。

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今都心で注目を集めている農業ユニット「NINO FARM」って?

農業ユニット「NINO FARM」のメンバーたち

東京・渋谷区のJR恵比寿駅の屋上。ここにある菜園を拠点に、楽しく農作業をする様子や、おいしそうな野菜の数々、そんな野菜を使った料理などを写した写真を画像共有サイト「Instagram」で次々とシェアし、話題となっているのが、農業ユニット「NINO FARM」です。「NINO FARM」とは、「NI(日本の)NO(農業について考える)FARM」のこと。農林水産省で日本の農業政策に関わる若手官僚・二宮聖也(にのみや・せいや)さんと、同じく農林水産省に勤務しながら、フードアナリスト・野菜ソムリエの資格を取得し、“妄想料理家”として活動する松本純子(まつもと・じゅんこ)さんが中心となり、農業をもっと身近に感じてもらおうと結成しました。中心メンバーは、2人の知人を中心に、農林水産省の職員やベンチャー支援を行う会社員など、5人。2017年3月から活動を始め、土日を中心に、農業を身近で、楽しそうに見せる“フォトジェニックファーマー”として活動しています。都心で生活する人にも、気軽に農業に関心を持ってもらえるきっかけを作りたい。そんな彼らの活動をのぞいてきました!

NINO FARMではどんな活動をしているの?

活動拠点の「ソラドファーム」でさまざまな野菜を育てている

さまざまな活動をしているNINO FARMですが、大きく分けて三つのプロジェクトを進めています。一つは、JR恵比寿駅の屋上にある「ソラドファーム」に借りている菜園で、毎週末にさまざまな野菜を育てる取り組み。実際に7月上旬に取材に伺ってみると、育てていたのは、トマト、ナス、パプリカなど定番の夏野菜から、ゆうまい菜、ディルなど、普段はあまり目にしないものまで10種類余りも。全て農薬は使わず、有機肥料で育てていると言います。30分ほど手入れをした後は、立派に育ったナスやディルの収穫。収穫した野菜は奇麗に並べて写真を撮り、さっそくFacebookやInstagramでシェアします。「写真を見て、農業って楽しそうと思ってもらえたら」と二宮さん。知り合いに声をかけて、菜園に関わる仲間の輪も広がりつつあると言います。

収穫した野菜は撮影してSNSでシェア

二つ目は、埼玉県秩父市にある棚田に月に1回程度集まり、農業に関心のある人に参加してもらいながら米を育てる活動。参加するのは毎回20人程度。農業に携わる人が来ることもあれば、料理人が来ることもあると言います。さまざまな考えを持つ人たちが、みんなで米を育て、収穫し、食べる。そんな活動を、季節とともに移ろう棚田の美しい景色とともに写真でシェア。とにかく奇麗で、食べてみたくなり、行ってみたくなる。そんな活動を見せてくれます。

埼玉県秩父市の田んぼで田植えのイベント

そして、三つ目の活動は、2〜3カ月に1回のペースで行っているという、菜園で収穫した野菜などを使った料理イベント。ここでは、“妄想料理家”松本さんが大活躍。収穫したてのバジルやトマトを使ったカプレーゼ。夏野菜のグリル。フライド大根(!)に、ジェノベーゼパスタ。みんなで育てて、収穫した野菜を、楽しく料理する。「なんか面白そうだから」という理由だけで参加する人が多いそうですが、毎回みんな笑顔で楽しんで行ってくれるとのこと。もちろんここでも、楽しげな写真や、おいしそうな料理の数々を撮影。FacebookやInstagramでシェアして、料理と、その先にある農業について関心を持ってもらうきっかけづくりをしています。この他にも、マルシェに参加したり、イベントに登壇して活動を紹介したり。最近は、日本テレビの情報番組「ヒルナンデス」から定期的に取材を受けて、出演者と一緒に農作業をしているとのこと。「東京でも女性でもできる気軽な農業の楽しさを発信していきたい」と松本さん。徐々に活動の幅を広げています。

収穫した野菜を使った料理イベントも開催

イベントで作った料理もSNSでシェア

NINO FARMが目指す農業の未来。

こんな活動をしているNINO FARM。まとめ役となっている二宮さんは、「農水省では、生産者と話す機会はあるけれども、消費者とじっくり農業について話すことは少ないんです。だから、自分自身も含めて、NINO FARMを通じて、『いただきます』の向こう側にいる農作物を育てている人たちや生産者に思いを馳せてもらえたら。うまくいかなかった時の悲しみも、収穫の喜びも、全て知ってもらいたい。そして、農業や農村に興味を持ってもらえるとうれしい」と話す。
二宮さんとともにNINO FARMを立ち上げた松本さんも、活動を続けることで思いを強くしています。「もともと食育基本法の制定に関わったことからフードアナリストの資格を取ったんです。でも、食育のイベントにはなかなか人が来てくれなくて……。それでたどり着いたのが、“フォトジェニックファーマー”という活動でした。都会だからこそできる農業の魅力を伝えていき、もっと多くの人に気づいてもらいたい。都会の暮らしに農的な価値観を自然な形で組み込むことで、食と農の距離を近づけるきっかけになると思います。そして、いろんな人がつながり、議論し、協働するきっかけを生み出す場所を提供する。それがNINO FARMの役割だと思っています。農業、楽しいですよ!」と松本さん。
NINO FARMでは、これから秋にかけて、野菜の収穫や、棚田の稲刈り体験など、イベントが目白押し。体験は誰でも歓迎とのこと。NINO FARMの写真や紹介文を見て、「農業って面白そう! 行ってみたい!」そう思ったあなた。さっそく参加してみては?

農業

NINO FARM-東京で農業してみた-
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食と農と妄想レシピ 松本純子オフィシャルブログ

「NINO FARM」今後の活動予定
毎週末:ソラドファームで野菜の世話
9月30日(日):棚田で脱穀、籾摺り
※ 参加を希望する場合は、FacebookやInstagramからメッセージを。

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