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野菜づくりの新常識はどこから生まれたか【畑は小さな大自然vol.20】

野菜づくりの新常識はどこから生まれたか【畑は小さな大自然vol.20】

こんにちは、暮らしの畑屋そーやんです。この「畑は小さな大自然」シリーズでは「自然の仕組みを知ると、今まで野菜づくりの常識だと思っていたことが実は違った!」ということをいくつかご紹介してきました。特に「水やりはしない方が良い」、「雑草を根から抜くのは間違い」という記事は大変好評をいただいております。このように実は家庭菜園には向かないことが常識となってしまっているのにはある理由があるのです。今回はその理由と、この新常識が生まれた経緯についてご紹介します。

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農家を挫折したことで生まれた気づき

自然農で野菜の生産販売をしていた時の畑の様子。この3倍の面積を全て手作業で行なっていた

僕は以前、野菜の生産農家をしていました。少量多品目の野菜を育て、それを野菜セットとして個人や飲食店に販売していました。しかし、3年前に野菜農家として生きることに挫折します。野菜を育てることは好きだったものの、出荷のために広い面積で野菜を大量に作る作業は、同じことをコツコツ続けることがとても苦手な僕にはあまりにも大変だったからです。特に僕が行なっていた自然農という農法は、機械はあまり使わずに鍬や鎌での細かい作業が多いため、面積を広げるのに比例して精神的にも身体的にも負担が増し、うつのような状態になりました。僕はそれでも畑という環境が好きだったため、畑を職場にしながら「野菜を生産して販売する」以外の形での働き方はないかとを模索し始めました。

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