ジビエを食べたことがない人にこそおすすめしたい「ジビエスタンドinome(イノメ)」。ジビエの普及に向けて、280円~の低価格であらゆる種類のジビエを提供しています。メニューは、約40種の定番メニューと、毎日変わる「本日のおすすめ」約6~7種があります。今回は、その中から10種の人気メニューを紹介します。
イノシシ・シカ
シシ肉のハモンセラーノ(生ハム) 580円
兵庫県の「丹波篠山おゝみや」で仕込んだシシ(イノシシ)肉の生ハム。イノメの定番人気です。ハモンセラーノはスペイン語で、ハモンは「ハム」、セラーノは「山の」という意味だそう。シシ肉の風味につられ、つい赤ワインを飲み過ぎちゃう逸品です。
イノシシのリエットと自家製パン 380円
ハモンセラーノ(生ハム)に次ぐ定番人気が、こちらのリエット。イノシシの肉をペースト状にしたもので、パンと一緒にいただきます。よくフランス料理の前菜に用いられる料理です。
うり坊コロッケ 280円
見た目をうり坊(イノシシの子ども)に似せた愛らしいコロッケ。イノシシのひき肉が入っています。280円というお手頃価格がうれしい!
骨付シカ肉のステーキ 780円
ガッツリとお肉を楽しみたい人には、シカ肉のステーキがおすすめ。骨の周りのお肉っておいしいんですよね……! 噛めば噛むほど、芳醇(ほうじゅん)なうまみが口いっぱいに広がります。赤ワインはもちろん、ビールにも合いますよ。
串焼き 280円と380円
イノメで一番よく売れているという串焼き。イノシシの赤身380円、イノシシのレバー280円、イノシシの背脂280円などイノシシを中心に、シカやカモなどさまざまな種類が楽しめます。味付けは岩塩だけと実にシンプル! 薄味でジビエの風味を引き立てる食べ方は女性に人気なんだそうです。
ウサギ・ヒグマ・アナグマ……etc.
仔ウサギの唐揚げ 580円
ウサギのお肉は予想を覆すおいしさで、はじめて食べた人はみなビックリするそう。味はトリ肉にも似ていて、脂が少なく上品な口当たりです。ウサギならではのまろやかなコクが、白ワインにも合います。女性からの評価が非常に高いのだとか!
ヒグマのミートボール入りトマトスパゲティ 850円
脂がサラっとしていて甘みの強いクマ肉は、優しくマイルドな味わいです。ミートボール入りのスパゲティは、お子さんでもおいしく食べられます。
※ヒグマが入荷した時のみの特別メニューとなります。
アナグマすき焼き 680円
ポピュラーではないお肉のなかでは、最もおいしいと言われているアナグマ。昔話に登場する、かの有名な「タヌキ汁」も、タヌキではなくアナグマの肉を使用したものが大半だったそうです。そのアナグマの肉を、イノメでは「すき焼き」でいただけます。とろけるような脂と深いうまみの赤身が堪能できる、絶品メニューです。
※アナグマが入荷した時のみの特別メニューとなります。
カラス・カモなどの鳥類
カラスのテリーヌ 480円
カラスの肉は鶏肉と比較して鉄分が多く、高栄養低カロリーでとってもヘルシーなお肉です。フランス料理では古くから用いられてきたそうですよ。高級感あふれるテリーヌも、イノメなら480円という安さ! 野鳥の風味とハニーマスタードが絶妙なバランスを醸し出しています。
※カラスが入荷した時のみの特別メニューとなります。
野ガモのたたき身串焼き 380円
三重県から入荷した野生のコガモを骨ごとたたき身にして、つくね風の串焼きに。トリ軟骨のような食感の細かな骨と、軟らかなカモ肉が混ざり合い、独特のハーモニーを生み出しています。ニワトリともアイガモとも違う、あっさりとした味わいです。
※カモが入荷した時のみの特別メニューとなります。野生のカモの種類はその時々で変わります。
取材を終えて
イノメのメニューはどれもリーズナブルながら、さりげなくジビエの高級感を感じさせてくれる魅力的なものばかりです。食べたことのないお肉も、高級フレンチでは手が出ないジビエ料理も、ここでなら気楽に食べられます。筆者もウサギやコガモをはじめて食べましたが、とってもおいしかったです。未知なるジビエを食べて、野生動物への興味関心をさらに深めていきたいですね。
※料金はすべて税抜き価格です。
※盛り付け等は変更になる場合があります。
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