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現役生産者がナマの声で伝える、”茨城で農業”の魅力

現役生産者がナマの声で伝える、”茨城で農業”の魅力

豊富な農地に豊富な農作物があり支援体制も万全。「就農するなら茨城だっぺ」と言われる全国有数の農業大国・茨城県で実際に農業をしている現役生産者たちが、「マイナビ農業」の読者に”茨城県で農業をする魅力”を伝えたくて座談会を実施。それぞれがご自身の経験を振り返りながら語ってくれました。

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“ぶっちゃけトーク”も出て盛り上がった座談会

まずはその魅力あふれる生産者たちのプロフィールからご紹介します。





【テーマ1】就農のきっかけと生産作物

最初に皆さんが就農しようと思ったきっかけと、現在作っている作物を教えてください。

松橋

長谷川

私はアナウンサーの仕事はいつまでも続けられないと思っていました。それで生涯働ける仕事として何がいいかと考えたときに思い当たったのが農業です。農業体験は皆無でしたが、草取りは苦にならなかったので(笑)。1年間研修を受けて就農しました。私のいる笠間市は小菊の大生産地なので、確実にお金にできる作物として小菊を選びました。先輩農家も多いので指導もいただけます。小菊を育てられない冬季はネギを作っています。

藤田

私もネギ農家です。小学校の授業の米作り体験が楽しくて農業に興味を持ちました。大学を卒業して北海道の農家でしばらく働いていましたが、あちらの農業は大規模なので1000万単位の資金が必要と聞き、茨城は気候が温暖で1年中野菜が作れることもあり、就農は地元でしました。1年中いろんなものが作れるので選択肢は豊富ですが、ネギを選んだのは初期投資が少なくて済むことと私自身が大好物だからです(笑)。

木村

私はつくば市の会社に勤めていた1995年頃、顧客だった葉物農家の方がわずか3人で年間5000万円以上売り上げているという話を聞き、農業に大きな可能性を感じました。就農は1998年。おもな作物はベビーリーフですが、今後は3000億円と言われるレタス市場に切り込もうと考えています。

片岡

実家が米農家なので、子どもの頃から家の仕事を手伝っていました。茨城県立農業大学校を卒業し、家業を継ぐのを前提に一種の修行として現在の会社に就職しました。作物は米、麦、大豆・そばの穀類です。実家とは経営規模や機械のスケールが段違いなので戸惑いましたが、夢中で働いているうちに力を認められ、そのまま勤続しています

【テーマ2】農業の魅力とやりがい、農業人としての成長

農業にやりがいを感じるのはどんな時ですか?

松橋

片岡

最初は小さな成功体験が励みになりました。トラクターに乗ってロータリーを上手く駆けられたとか、自分でコンバインを使って収穫作業ができたとか。そういう小さなことから始まって、「米がたくさん収穫できた」「無事出荷できた」「お客様に高く評価していただけた」というように、充足感の感じ方がどんどん仕事全体に広がっていきました。そうやって自分の成長を実感できるところが農業の魅力とやりがいですね。

木村

やっぱり製造業ですから「いいものを作る」ということが大前提です。味も良く、どこに出しても負けないベビーリーフができた時は本当にうれしいし達成感があります。
木村さんは独立就農後、早くから法人化し、どんどん経営規模を拡大しましたが、どのように進めたのですか?

松橋

木村

出荷量を増やすためにまず目標を設定し、そこに到達できるよう農地と人を手配するということを毎年繰り返しています。就農当時、ベビーリーフはまだ希少な野菜で市場が拡大しており伸び率が高かった。そこで前年のピーク時の出荷量を翌年の販売目標にしていきました。それに合せて農地を増やし、人手を増やしていきます。販売・農地・人。この3つをバランスよく拡大できたことが成功要因かなと思います。

【テーマ3】茨城県での就農をおすすめする理由

そんな木村さんが、就農したのが茨城県で良かったと実感できた点は?

松橋

木村

葉物なら何でも1年中作れる点ですね。また、首都圏に近いので販路を見つけやすい。物流コストも首都圏を狙えば安く届ける工夫ができます。それに茨城は農地が豊富なので将来の拡大をめざすには有利です。うちにはいろんな所から見学に来ますが、皆さんうらやましがりますよ。平らで広くて首都圏が近い。農地がいっぱいあって気候も良い。農業にこれほど適した場所はなかなかありません。
長谷川さんと藤田さんは現在、農協系統の出荷です。実は茨城県ではそれも自分で選べます。そのメリットについてお話しいただけますか?

松橋

藤田

生産に集中できるのが最大のメリットですね。規格内のものを出せばお金になるので、営業しなくていい。それに技術交流ができます。私が所属しているJA水戸のネギ部会には、ネギ作りの先生がいっぱいいるって感じです。

長谷川

私も今のところ、系統出荷・農協出荷ですが、それ以外での販売も含めて、将来的にはいろいろな販売のやり方を考えています。他県だと農協出荷している農家はそれ以外ダメというところも多いそうですけど茨城はそうじゃないので。
茨城県は農協プラスαの販路を持つのは当たり前という風土がありますからね、長谷川さんのような人も将来のビジョンが描きやすいでしょうね。

松橋

【テーマ4】就農の不安を払しょくしてくれるサポート体制

農地選び、資金の確保、技術の習熟、販路の開拓など、不安なことがたくさんあったと思いますが、どう対処しましたか?

松橋

長谷川

収入面が一番不安だったので普及センターや市町村に何度も相談しました。農業分野の常識や、どうすれば成功率が上がるかを教えていただき、それを忠実に実践しました。農地については研修と並行して、農地中間管理機構を利用して時間をかけて探しました。これも普及センターや市町村に相談してサポートいただけたので、とても良い場所を選べました。

木村

中間管理機構は素晴らしい制度で助かります。20年前は農地を借りるのは大変でした。私の場合、借り入れた農地が約40アール。パイプハウスを7棟建て、一番小さい乗用トラクター、そして1年分の肥料を買ってスタートしました。農業制度資金(無利子)を借りましたが、極力、借り入れ額を少なくしました。生産と販売がうまくいって軌道に乗り始めたのは3年目くらいからでしょうか。
雇用か独立かで悩む方も多いと思いますが。

松橋

木村

いきなり独立でやるのはリスクが高いので、まず雇用で入って一から農業を学び、安定収入を得ながら実力をつけるべきだと私は思います。そこでリーダーになって認められた上で独立するのが理想です。うちは収穫が大変ですが、毎日8時間収穫作業を続けても飽きない根性がないと、雇用でも独立でも農業はムリだよと、就農希望者に対してはっきり言います。
雇用される就農希望者はどんな心構えが必要なのでしょうか?

松橋

片岡

この仕事はどんな目的でやっているのか、いつまでやるのかなど、経営主に聞きたいことをちゃんと聞ければ不安は解消されると思います。体験就農でどういう職場、どういう内容の仕事なのかをまず自分でしっかり理解してほしいです。
そうですね。茨城県では大半の農業法人には体験の受け入れ態勢を整えてもらっています。そのため、事前体験やインターンシップに必ず参加するようお願いしています。

松橋

【テーマ5】新規就農者へのアドバイス・メッセージ

最後に茨城県の新規就農希望者へのアドバイス・メッセージをお願いします。

松橋

長谷川

私は積極的なタイプですが、農業に興味を持つ人は少し内気な方が多い気がします。でも他県から移って就農を考える方は、覚悟ができた時点でもう一歩踏み出していると思います。

藤田

関係機関の手厚い支援の体制が整っているので、それを頼りにできます。技術的な面は先輩に教わればいい。まず真似してみた上で自分らしさを出していけば、品質もやりがいも双方上がっていくのではないでしょうか。

木村

困ったことがあれば遠慮なく私たち先輩農業者や支援機関に相談してほしいです。失敗して辞めた方の中にも、もっと早く相談してくれれば手を打てたケースが少なくありません。普及センターや茨城県農林振興公社(新規就農相談センター)を窓口にしていろいろ相談すれば、積極的にアドバイスしてもらえると思います。

片岡

茨城県は気候もいいし、農地もある。行政の支援もある。私たちのような法人が協力する場もある。受け入れ態勢は充実しています。あとは就農者自身が「農業でごはんを食べる」という強い意志を持てるかどうかだと思います。
そうですね。まず自分の意志・考え方をしっかり固めることが先決ですね。そのためにも、ここに集まった生産者の皆さんの意見がより良い判断材料になるのではないかと思いますので、希望される方はぜひ公社主催の就農イベントなど、さまざまなイベントに参加してみてほしいですね。私たち支援機関も、意欲のある方を全力でサポートしていきます。

松橋

生産者と支援機関のチームワーク

独立自営農家、法人を問わず、生産者と茨城県農林振興公社(新規就農相談センター)などの支援機関が互いに厚い信頼関係で結ばれ、連携が優れているのも茨城県の大きな特長と言えるでしょう。興味を持たれた方はぜひ一度、各種の就農イベントに参加し、生産者のリアルな話を聞いてみてはどうでしょうか。

公益社団法人 茨城県農林振興公社
〒311-4203 茨城県水戸市上国井町3118番地1
TEL:029-239-7131、029-350-8686(直通)FAX:029-239-7097
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