初心者ハンターを支援! エアライフル実猟グループ「ぴよっこクラブ」とは

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初心者ハンターを支援! エアライフル実猟グループ「ぴよっこクラブ」とは

初心者ハンターを支援! エアライフル実猟グループ「ぴよっこクラブ」とは

最終更新日:2019年03月14日

狩猟を行う上で重要なのは、なんといっても頻繁に通える猟場や、技術指導をしてくれる師匠の存在です。せっかくエアライフルを所持したものの、どこで猟をしたら良いかわからない。鳥類を狙うエアライフル猟は単独猟になりがちで、技術を教わる機会がない……という初心者ハンター向けに、「ぴよっこクラブ」という狩猟の経験を積める場があるのをご存じでしょうか? 主宰者の虎谷健(とらたに・たけし)さんにお話を伺いました。

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ミカン農園で起きている獣害と、ぴよっこクラブの関連性とは?

虎谷さんは狩猟体験ツアーや鹿の解体イベントなどを開催している「グッドハンティング」の代表。日本の自然環境に寄り添う狩猟者を応援するという信念をもとに、管理捕獲なども行っているプロのハンターです。そんな虎谷さんが主宰するぴよっこクラブは、神奈川県某所にあるミカン農園を活動拠点にしています。

虎谷さんにミカン農園を案内してもらうと、地面にイノシシやシカの足跡が多数残っているだけではなく、鳥がついばんで穴を開けたミカンが転がっています。

「農業技術が発展して省力化した事で、頻繁に畑を見回らずとも作物ができるようになりましたが、人が畑に来なくなる事で獣害が増えている側面もあります」と虎谷さん。効率化の恩恵がある一方で、別の問題が生じてくる──それはとても皮肉な事です。

「狩猟対象となる野鳥が餌を求めて飛来する事から、果樹園はエアライフル猟にうってつけの猟場となります。ハンターは果樹園に入る事で獣害の抑止力となりつつ、発砲チャンスが多い好猟場で経験を積み、技術向上に努める。それがぴよっこクラブの目指すところです」

エアライフルを用いた鳥猟に役立つポイントをご紹介!

虎谷さんから説明を受けている間に、ぴよっこクラブのメンバーが続々と集まってきました。クラブに参加した理由を聞いたところ、「勢いで狩猟を始めたものの、猟場が見つからなかったから」「周りに仲間がいなくて……」「独学では全く獲物がとれなかったから、教えてくれる人が必要だったんです」といった回答があり、ぴよっこクラブがハンターの受け皿となっている様子がうかがえます。

初心者必見! プロのハンター直伝の鳥猟のポイントとは

猟場についたところで、「ぴよっこクラブ」のメンバーは各自の持ち場につきました。私は狩猟見学の参加者と共に鳥猟を見学しつつ、エアライフルを用いた鳥猟をする上でのポイントを3点、虎谷さんから教えてもらいました。

「鳥猟の基本は鳥を撃ちやすい場所で、鳥が来るまで待ち伏せする事になります。陣取る場所は木陰の中から、果樹園の外側にあって鳥が止まりそうな木を狙える場所。鳥は目が良いので、服装選びも気を使います。狩猟の際に身に着けるオレンジ色のベストを着ていると警戒されてしまうので、なるべく木陰に身を隠すようにして鳥が来るのを待ちましょう」

この日狩猟見学に来て、虎谷さんから鳥猟のポイントを教わった初心者ハンターは、「これまでは鳥が止まっている木に向かって移動していたので、すぐに逃げられていました。木が見える位置に隠れて待機する必要があったんですね」と、納得していた様子でした。

「鳥が木に止まって発砲のタイミングが来たら、ちょこまかと動く『獲物をよく見て』正確に狙いを定め、『発砲するタイミングを素早く決断する』のが、鳥猟における大事なポイントです」(虎谷さん)。他のスポーツと違って狩猟では他人の銃を使ったり、試射をする事ができないので、自分の銃の取り扱いに慣れた上で実践あるのみなんだそう。

そうして鳥を仕留めた後は回収することまで考えておいた方がいい、と虎谷さんは言います。「獲物を撃ち落とした後にヤブや木立の中に落ちて見失う事がないよう、なるべく獲物を回収しやすい場所を探すのも大事なポイントです。獲物を回収したら、羽をむしっておいしく調理していただきましょう」

エアライフル猟を行う初心者ハンターはぜひとも実践してみてくださいね!

農業と狩猟はもっと連携していくべき~虎谷さんの思い

鳥猟を終えて、これからエアライフル猟を始めたい人、猟場が見つからずに悩んでいる人向けに、虎谷さんからアドバイスを頂きました。

「エアライフル猟を始めたものの猟場がなくて悩んでいる方は、ぴよっこクラブに参加していただいても良いですし、果樹園のオーナーとお話しし、農園に入って猟をさせていただけるよう交渉すると良いかもしれません。獲物がたくさんいる上に、足元も整備されています。散弾銃は果物に穴を開けてしまうので敬遠されがちですが、エアライフルなら相性が良いのではないでしょうか」

確かに、それはお互いにメリットがあって良さそうです。

「ハンターがいると人の匂いがつく事から、野生動物も農園に入りづらくなるようです。狩猟者が農園を猟場として提供していただく代わりに、農家は狩猟者と連携する事で獣害の抑止力を得られるので、これからもっと関わっていきたいですね」

そんな虎谷さんの言葉から、ぴよっこクラブに参加する事で狩猟と農業がうまく連携していける、新たな可能性が見えるような気がしました。

 
農業と自然環境に寄り添う狩猟をご提案!グッドハンティング
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