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国民的人気”カルビーのポテト”の契約農家が、厳しい品質基準をクリアできるのは?

国民的人気”カルビーのポテト”の契約農家が、厳しい品質基準をクリアできるのは?

北海道十勝の「JA帯広かわにし」の加工馬鈴薯生産組合が、カルビー株式会社と契約栽培を始めたのは1981年。現在は155戸の生産者が約4万トンの加工用馬鈴薯をカルビーに納めています。生産組合の役員を務める佐藤智史さんもその一人。カルビーの厳しい品質基準をクリアするためにどのようなことに気を付けているのか…そこにひとつの大きな理由が見えてきました。

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“打撲”を防ぐために土作りから工夫

畑作農家の3代目・佐藤智史さんが生産しているのは馬鈴薯、小麦、大豆、小豆、玉ねぎ、ビートの6品目。中でも馬鈴薯はすべて加工用で、カルビーの原料調達を担当するカルビーポテト株式会社に全量出荷しています。

「カルビーさんとの契約は父の時代から。私が就農した19年前には既に取り引きしていたので、長いおつきあいになりますね」

5年ほど前に経営を移譲、いまは智史さんが中心となり奥さまとご両親の4人で農場を切り盛りしています。

「馬鈴薯はトヨシロ、ぽろしり、ゆきふたば、スノーデンの4品種です。トヨシロとぽろしりは早めに収穫できる品種で、ゆきふたばとスノーデンは晩生。時期をずらして収穫できるように植え付けています」

「カルビーさんとは長い付き合いになりますね」と佐藤智史さん。

品質を守るための工夫や配慮は欠かさず

加工用と聞くと、生食用より手間がかからないのではと思ってしまいがちですが、カルビーが原料に求めるレベルは高く、厳しい品質基準があるといいます。ポテトチップスとして食べやすいサイズかどうかに始まり、傷や打撲の有無、澱粉や糖分の量、緑化していないかなど、細かなチェックがあります。

「馬鈴薯は硬いところにぶつかると”打撲”で黒く変色してしまうので、イモが機械にあたらないよう土と一緒に収穫するんです。ふかふかの土がクッションの役目を果たしてくれるように、春の土作りから工夫しています」と佐藤さん。なるほど、高品質の馬鈴薯を作るには畑を作る段階からさまざまな配慮が必要なんですね。

土作りから工夫をこらすなど、さまざまな配慮が必要だそう。

品質確保のポイントは、適切な防除

土作りはもちろん、栽培中は病害虫の発生を防ぐことも大切です。カルビーポテトでは契約農家に薬剤の種類や使用時期を整理した防除プログラムを提案していて、佐藤さんはそれを参考に自分の畑に合ったものを選んで使っているそうです。

「疫病の予防のために初発に使うのが『ゾーベック™ エニケード™』です。6月の末、つぼみを持つか持たないかというくらいの時期に使っています」

疫病とは、感染するとイモを腐敗させてしまう恐ろしい病害。雨が続くと短期間で畑一面に蔓延するといいます。

「『ゾーベック エニケード』は雨に強いというので、3年前から使い始めました。それまでは、せっかく薬を散布しても、その後に雨が降ると『もう一回まいたほうがいいかな』と心配で…。その点、雨に強い『ゾーベック エニケード』は安心感が違います」

佐藤さんが絶大な信頼を寄せている『ゾーベック™ エニケード™』(農林水省登録番号:第23789号)
※ ™ が付記された表示は、デュポン、ダウ・アグロサイエンスもしくはパイオニアならびにこれらの関連会社または各所有者の商標です。

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フィールドマンとの二人三脚で、よりよい馬鈴薯作りを

さらに、浸透移行性に優れているというのも気に入っていると言います。

「萌芽して花が咲くまでは茎が1日数センチ伸びるんですが、従来の保護剤の効果は付着した部分だけ。ところが『ゾーベック エニケード』は有効成分が浸透し、新しく展開する葉にも効果が行きわたると聞きました」

去年、北海道は初夏に長雨と低温が続き、農作物の多くは平年を下回る作柄となりましたが、そうした環境でも病気にさせずに無事に収穫できたのは、適切な防除が実ったからに違いありません。

「カルビーさんには専任のフィールドマンがいて、契約農家の畑を見回りサポートしてくれるのも大きいですよ。湿度が高くて疫病の危険があるときは、ファックスで知らせてくれたり、僕らより詳しいんじゃないかと思うくらい。本当に頼りにしています」

生産者とフィールドマンの二人三脚が、品質の高い馬鈴薯作りの秘訣のようです。

フィールドマンが万全の体制でアドバイスやサポートします。

安心・安全なポテトチップスを届けたい

カルビー社にはその年の優良生産者を表彰する制度があり、佐藤さんの農場の入り口にも5年前カルビー社から贈られた優秀生産者の看板が立っています。

「努力をちゃんと評価してくれるとうれしいですよね。表彰だけではなく、品質に応じて買い取りの基本価格に上乗せもあるので、励みになります」

佐藤さんは収穫した馬鈴薯をすべてカルビーポテトに出荷していますが、品質が高い場合は基本の買い取り価格にインセンティブ(報奨金)がプラスされることもやりがいにつながっているそうです。

「自分で考えてやってきたことが秋になって品質や収量として目に見えるとうれしいですよね。天気に左右される商売ですが、自分なりに考えてやれるのが農業のおもしろさだと思います」

子どもたちが安心して食べられる品質を守る使命

そんな佐藤さんの3人の子どもたちは、カルビーのポテトチップスが大好き。パッケージのQRコードから生産者や生産地区などの情報が分かるので、食べるたびにチェックしているそう。残念ながらまだお父さんのつくった馬鈴薯に当たったことはありませんが、いつか口にできる日を楽しみにしています。

「生産者の顔が分かる仕組みなので、やっぱり力が入りますね。子どもたちがよく食べるものだから、安心・安全なものを作らなきゃ。それは、カルビーさんも私たちも同じ気持ちだと思います」

「子どもたちに喜んで、そして安心して食べてもらいたいから」という佐藤さんとそのご家族。

今はコンビニで24時間いつでも食べものが手に入る時代ですが、佐藤さんは子どもたちに「当たり前のようだけど当たり前じゃない」といつも話しているそう。実際に数年前には台風の影響で畑が被害を受け、ポテトチップスが一時休売となった年もありました。だからこそ、生産者には確かな品質と一定の収量の農産物を作る使命がある。その誇りと責任を胸に、佐藤さんの畑では今年ももうすぐ準備が始まります。

取材協力
■佐藤農場

■カルビーポテト株式会社
ホームページはこちら

ダウ・アグロサイエンス日本株式会社
〒100-6111 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー
CORTEVAホームページ

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