抜群の保温効果、防霜、防鳥効果を発揮。農業用不織布『アイホッカ』が雪国で支持される理由

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抜群の保温効果、防霜、防鳥効果を発揮。農業用不織布『アイホッカ』が雪国で支持される理由

抜群の保温効果、防霜、防鳥効果を発揮。農業用不織布『アイホッカ』が雪国で支持される理由

最終更新日:2019年03月04日

 “遅霜で苗が全滅”、“低い気温や寒風が原因で生育が進まない”など、寒い時期の作物栽培は、さまざまな課題に直面することも…。こうした課題の解消に役立つアイテムとして「不織布」があります。
 米からの転作作物としてエダマメの栽培に力を入れる秋田県では、春先の寒さ対策として、農業資材メーカーの岩谷マテリアルが開発・販売する高保温性農業用不織布『アイホッカ』を使う生産者が増えています。エダマメをはじめ、さまざまな作物に『アイホッカ』を活用し、生産拡大に挑む雪国・秋田の農業資材販売元、JA、生産者の方々に導入のきっかけや感想などを聞きました。

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市場ニーズに応え、極早生エダマメ出荷への挑戦

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JAあきた湖東では年間20種類以上ものエダマメを生産

平成22年に「目指せ! えだまめ日本一」のスローガンを掲げ、生産者、JA、行政など関係機関一体となったエダマメの産地づくりを進めている秋田県。平成27年、28年には2年連続で東京都中央卸売市場の7~10月の出荷量日本一を達成し、作付け面積も年々拡大しています。 “米どころ秋田から、エダマメの産地・秋田へ” と進む急成長の背景に、高い保温性が特徴の『アイホッカ』を使ったある工夫がありました。

「今から10年ほど前、県をあげた作付け面積拡大の挑戦が始まったころから農家さんに『アイホッカ』の使用をお勧めしています」。そう話すのは秋田市で農業用資材や種苗を販売する高井南茄園の常務取締役 金野豊秋(こんの・とよあき)さんです。

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高井南茄園の金野さん。同社では新規就農者向けの講習も行っています

「京浜市場からは関東の産地の端境期である7月に秋田県産のエダマメがもっと欲しいと言われ続けています。それまで秋田では7月下旬からがエダマメの収穫期でしたが『少しでも早く』という市場ニーズに応えるには、4月下旬に播種を行う必要がありました。しかし、4月はまだ寒いので種をまいた後、保温資材を使い発芽を促進したいと考えました。ちょうどそのころ岩谷マテリアルさんから『保温性が高い不織布がある』と聞いたのです」

県内の生産者に普及

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『アイホッカ』は厚さ別に3種類展開。軽くて作業性に優れています。

『アイホッカ』は、他の不織布と比べ、細かい繊維が絡み合うことで厚手品となっており、繊維径が太い他社品よりも、温度が1~2℃上昇する傾向にあります。用途別に3種類展開しており、『アイホッカ#40』は育苗用に、『superアイホッカ#20』はより引き裂けに強い製品となっています。
使用した生産者からは好評で、「県内で『アイホッカ』を使っている人はここ10年でかなり増えましたよ」と金野さん。高い保温性の効果で、7月15日ごろに出荷するエダマメの極早生品種は徐々に生産量が増えています。

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『アイホッカ』と他社製品の比較画像。左の写真では他社製品に比べ、右側の『アイホッカ』は厚手で白さが際立ちます。右のグラフからは一番薄い『アイホッカ#18』でも抜群の保温性を有していることがわかります

『アイホッカ』はエダマメ農家以外にも支持されていると金野さんは話します。「カボチャやネギ、メロンなどの圃場でも使われている。以前、ニンジンを植える農家さんから『ニンジンが発芽しなくて』と相談された際、アイホッカを勧めたところ『初めて発芽に成功した』と喜んでいました。ニンジンの播種を行う6月下旬は乾燥しやすい時期。不織布の中でも厚手のアイホッカを掛けることで保湿になり、発芽が成功したようです」

いざという時こそ頼りになる

秋田県を代表するエダマメの産地の1つで、7月15日ごろ収穫の極早生品種の栽培に力を入れるJAあきた湖東(本所/南秋田郡五城目町)の野菜部会では生産者の多くが『アイホッカ』を使っています。同JAの農業振興課・係長 澤田石剛将(さわたいし・たけまさ)さんは「おもにエダマメやカボチャの初期生育確保に使っています。それらの播種や定植を行う4~5月は天候が不安定。低温、霜に見舞われる可能性があります。昨年は5月に集中豪雨、十数年前は4月に雹が降りました。それらの対策に『アイホッカ』は、持っておいて損はなし、安心のアイテムとして使われています」と話します。

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JAあきた湖東 農業振興課の澤田石さん。「一度『アイホッカ』を使うと、ずっと使い続ける人は多いですね」と話します

さらに、播種後のエダマメを狙いに来るハトやキジなどの鳥害防止には欠かせません。「4月下旬からゴールデンウィーク後の期間、子葉が出たばかりのエダマメを鳥が狙いに来るんです。いろいろ対策した結果、最も効果が高いのは『アイホッカ』。ベタがけ・土寄せして固定するだけで鳥の被害は激減します」。秋田県内の単協で初めてエダマメ専用共同選果場を設け、収穫後の脱莢、洗浄、袋詰めをJAで担うほか、選果場の適正稼働を目的に、JA主導で品種や作型の決定、播種日程の指定、収穫出荷のコントロールを行っているJAあきた湖東。「収穫出荷の日程にズレが出るので鳥害は何としても防ぎたい問題。『アイホッカ』は大いに役に立っています」

同JA管内の山間部ではカボチャの栽培が盛ん。4月下旬に苗を定植する際、平地に比べて山間部では気温が低いので保温のためにアイホッカは使われています。また、目の詰まった『アイホッカ』は、定植した苗が春先の強い風に揺られて傷むのを防ぐための風除けにもなります。このほかに、秋に収穫したネギを束にし、『アイホッカ』を掛けて路地に置いてネギの越冬保存に活用している生産者もいるようです。
保温や生育促進はもちろん、防霜、防鳥、防雨、防風、保湿、越冬野菜…など、さまざま使えるアイホッカ。同JAでは野菜部会員に対し、積極的な使用を促進しています。

いろいろ使える。農業の可能性広がるアイホッカ

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『つかまファーム』の伊藤さん(写真左)と白川さん。土地を最大限活用するべくさまざまな作物の生産に取り組んでいます

JAあきた湖東の野菜部会のメンバーで南秋田郡井川町の農事組合法人『つかまファーム』では、『アイホッカ#18』の幅120cmタイプを約60本所有。エダマメの播種後の保温、生育促進、防霜、鳥害対策のほか、カボチャの苗の防風に利用しています。

代表理事の伊藤毅(いとう・つよし)さんは「ハトが飛んで来る時期になったらすぐにエダマメに『アイホッカ』を掛けています。食べられてしまったらもうおしまいなのでね。それとこのあたりは山で気温が低いのでゴールデンウィークが明けるまでは霜を警戒しています」。4月下旬からゴールデンウィーク明けまでは鳥害や霜、生育不良が発生しやすい時期。万全を期して『アイホッカ』を使用していると言います。「とくにカボチャは『アイホッカ』を使う、使わないでは生育に5~10日くらいの差が出ます。使えば明らかに生育が早くなりますね」

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群馬県内のレタス栽培で『アイホッカ(写真右)』を使用した結果、3~4日の生育促進に。手触りの良い柔らかい『アイホッカ』は葉物野菜を傷つけないとの声も

農作業が本格的に始まる春を間近に控えた2月、『つかまファーム』では『アイホッカ』を使った新しい栽培計画を模索していました。1つは、冬季間ビニールハウスの中で育てているホウレンソウの生育促進を試してみる計画です。もう1つは7月15日より早いエダマメの収穫を狙って、県内で主流の直播ではなく苗を育てて移植する方法を試してみようというものです。「苗を移植したら『アイホッカ』を掛けて保温する予定です」。
農業にいろいろ使える『アイホッカ』。春まだ寒い北国の農業にあたたかな希望をもたらしています。

岩谷マテリアル株式会社
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