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収量アップ、ジャンボタニシの食害軽減!~この液肥がすごい!!

収量アップ、ジャンボタニシの食害軽減!~この液肥がすごい!!

稲の天敵であるジャンボタニシ(正式名称:スクミリンゴガイ)の被害に悩まされている稲作農家も多いでしょう。農作物を元気にし、土壌改良にも有効な液肥『セルエナジー』は、稲自体を強くしてジャンボタニシの食害を軽減しています。ビール業界のトップシェア(平成30年度)を誇るアサヒグループと総合農業資材メーカー・清和肥料工業株式会社がタッグを組み、発売された同商品。ビール酵母から生まれた『セルエナジー』に稲作農家が寄せる、厚い信頼の声を聞きました。

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ビール酵母から生まれた『セルエナジー』

栄養価の高いビール酵母を農業に役立てる

『セルエナジー』はアサヒグループがビール作りに必要なビール酵母に含まれるビタミンやミネラル、アミノ酸など健康に良い成分に着目し、2004年からの研究開発の積み重ねにより生まれた液体肥料です。アサヒグループが創業約70年の総合農業資材メーカー・清和肥料工業株式会社とタッグを組むことにより、農業現場で使いやすい液体肥料として発売されました。

ビール酵母の細胞(セル)壁の活力(エナジー)から『セルエナジー』と命名されました。

二価鉄を吸収しやすくする効能

『セルエナジー』には植物自らが植物ホルモンをコントロールして根の成長を促す力があり、これにより生えた細かな根が根張りを向上させるということが研究によって分かりました。

また、こうした細かな根は土壌中の鉄分をたくさん吸収します。鉄分というのは三価鉄イオンよりも二価鉄イオンの方がより植物に吸収されやすいという性質があるのですが、『セルエナジー』には三価鉄イオンを二価鉄イオンに変えるという植物にとってありがたい効果が見られるのです。このため『セルエナジー』を鉄と一緒にまくことで、稲に不足している二価鉄をたくさん取り込むことができ、さらに生育が促進されることにつながります。

そしてこの二価鉄イオンには、ジャンボタニシの食害を軽減する効果があることも分かったのです。

二価鉄イオンには細菌や糸状菌を抑制させる効果があります。

収量も増え、田からジャンボタニシがいなくなった!

大分県の稲作農家が愛用

大分県の人気温泉地・湯布院で稲作農家を営む姫野ライスセンターの代表、姫野康太郎(ひめの・こうたろう)さんも『セルエナジー』を愛用する農家の一人です。

土壌改良のため堆肥などを毎年まくなど、環境保全型の農業で大分県エコファーマー認定も受けています。ミルキークイーンを中心に、コメを作っています。
「『セルエナジー』はビール酵母から作られている天然の資材なので、環境にやさしそうなイメージがありました」と姫野さん。

コンクールで県代表になるなど、地域を代表する稲作農家・姫野ライスセンター代表の姫野さん。

稲の植え傷みが激減

もともとは肥料の販売代理店から紹介され、育苗後半の田植え3日前に『セルエナジー』を使い始めたという姫野さん。新しい資材のため、その効果については、販売店である株式会社美農里の安藤喜一(あんどう・きいち)さんともども「半信半疑だった」というのが本音だったと言います。

試してしばらくした後、姫野さんから安藤さんの携帯へ「この肥料、すごい!」とLINEが入ったそうです。姫野さんは稲の植え傷みが劇的に減ったことでその効果を実感しました。安藤さんは「常に稲の状態を見ているプロの農家さんが『(これまでの資材と)全然違う』と言ってくれました。私もこの言葉で『これは良い製品だな』と確信しました」と振り返ります。

LINEで気軽にやり取りを行うなど、互いに信頼する姫野さんと安藤さん(写真手前)。

エコファーマーが大絶賛「食味が落ちずに収量アップ!」

代々農業を営み、米の全国コンクールに県代表として選ばれるなど高い評価を受けてきた姫野ライスセンター。姫野さん自身、20年以上の農業歴を持ちます。
「これまで使った他の資材の中には、言われてみれば良いかなくらいのレベルのものもありました。けれども、これは本当に良かった。28aの水田でいつも平均30袋、多くても36袋ぐらいしかできない水稲が40袋を超えるぐらいとれたのです」
これを裏付けるように、アサヒグループでは米だけでなく麦や大豆などでも根の成長促進により通常より約2割多く収穫できることを確認しています。

さらに、収量だけではなく“味”にも力を入れる姫野さん。その力の入れようは自身で食味計を購入して食味を測るほど! こうした分析を栽培に生かしているそうです。
「収量が多くなるとだいたい食味が下がるものなんです。それなのに収量が上がっても、食味が落ちなかった。改めて『これは良いな!』と思いましたね」

“味”にこだわり、九州では珍しい『ミルキークイーン』を生産する姫野ライスセンター。

ジャンボタニシの被害を軽減

実は、姫野さんは『セルエナジー』を使い始める前年、ジャンボタニシの被害に遭い一部の田んぼがほぼ壊滅状態になったそうです。そんなタイミングで出合った『セルエナジー』をわらにもすがるような思いで使ってみたところ「ほとんど稲が食べられずに済んだ」ことに驚いたと言います。

「稲が『セルエナジー』で二価鉄を吸収して元気になることに加えて、稲作の天敵ジャンボタニシの食害も軽減される。稲作農家にとって、こんなありがたい資材はなかなか見当たらないのでは?」と安藤さんもしみじみ語ります。

稲作に抜群の効果あり

農家からの高評価

他の地域の農家からも好評価をいただいていると話すのは、2004年の当初から研究開発にかかわるアサヒバイオサイクル株式会社の北川隆徳(きたがわ・たかのり)さんです。

「研究開発の中で、ビール酵母の細胞壁から農業資材を作る時に特殊な処理を施すことにより還元力が付与されることが分かってきました。これにより土壌微生物叢(そう)の改善につながっていきます。そこからさらに研究を進め、ジャンボタニシの被害が減ることも見えてきました」

ジャンボタニシの食害軽減効果は、先の姫野さんや安藤さんが驚いたように農業関係者もにわかには信じられないほどだとか。ジャンボタニシに悩む農家さんからの信頼は日に日に高まっているようです。

研究開発はスムーズだったと話す北川さん。製品にするために10年以上の入念なブラッシュアップを続けてきました。

環境面にも配慮された新しい液体肥料

ビール酵母を出発点とした『セルエナジー』は、農作物の根の生育促進により気象や土壌が悪環境でも安定的に生産を続けることが期待できます。一方、アサヒグループでは稲作で米の収穫量あたりのCO2排出量を約29%も削減できることも研究で明らかにしました。こうした研究成果が2016年の第25回地球環境大賞で「農林水産大臣賞」を受賞するなど、環境面でも高い評価を受けています。

「現在は東南アジアでも実験を進めています」と北川さん。
日本のみならず、世界での広がりを見据えています。アサヒグループではこの『セルエナジー』に、ビール業界で同社の『スーパードライ』が引き起こした旋風に勝るとも劣らない可能性を感じています。

取材協力
■姫野ライスセンター

大分県由布市湯布院町川北1962
代表/姫野康太郎氏

■販売店/株式会社美農里
大分県臼杵市大字臼杵字田町330-1
TEL0972-62-3185
担当/安藤

■販売元・お問い合わせ先/清和肥料工業株式会社 海外事業本部
大阪本社/大阪市中央区備後町4-3-4 大阪タイガービル6F TEL06-6203-6811
東京支部/東京都千代田区岩本町1-3-1 ニュー中野ビル8F TEL03-5835-1182
担当/大野
ホームページはこちら

■開発元/アサヒバイオサイクル株式会社
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
TEL03-5608-5193

<バックナンバーはこちら>
土壌の微生物叢(そう)を改善するのは「ビール酵母」!? 環境保全型の新しい液肥に注目!

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