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イノシシ・シカ・サルの脅威をシャットアウト! 山間部の農家が威力を実感した獣害防止ネットシステム

イノシシ・シカ・サルの脅威をシャットアウト! 山間部の農家が威力を実感した獣害防止ネットシステム

山間地で農業を営む農家の人たちにとって頭を悩ませる問題の一つが野生動物による獣害です。農林水産省の調べでは野生鳥獣による農作物被害額は平成29年度で164億円 ※。全体の7割をイノシシやシカ、サルが占めるとのことです。多くの農家の人たちが抱えるその悩みに対して施工性の高い「獣害防止ネットシステム」で応えているのが、京都市に本社を構える近江屋ロープ株式会社。今回、実際にその獣害防止ネットシステムを導入した農家の方からお話をうかがってみることにしました。取材に協力して下さったのは、京都府相楽郡和束町(そうらくぐんわづかちょう)でお茶を栽培している松田義彦さん。「長年の悩みがあっさり解消されました」という一言からお話は始まりました。

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イノシシに加えて、シカやサルも農地を荒らすように……

松田さんが農業を営む和束町は、鎌倉時代からお茶の産地として知られるエリア。現在では宇治茶のおよそ4割を生産するほどの茶どころとなっています。松田さんの家では明治時代から茶づくりを始めたとのこと。松田さん自身が手がけているのは露地栽培の煎茶。「甘味のあるさわやかな味わいの黄金色のお茶」を追求しています。

その松田さんの持つ農地は山の斜面。幾何学模様にも似た美しい茶畑が一面に広がり、その一画には水田も見られました。「うちはお茶の他に特別栽培米も作っているんですが、その水田の方が荒らされるようになりましてね」と松田さん。

以前からイノシシによる被害はあったのですが、それは電気柵で防ぐことができていました。しかし15年ほど前からシカやサルが出没するようになったと苦笑します。「イノシシ用の柵は低い部分に設置しているからシカやサルは平気で飛び越えます。だから別の対策を打たなければなりませんでした」。松田さんはネットを張ったり罠を仕掛けたりしましたが、獣害を完全に防ぐまでには至らなかったとのことです。

そんな折り、松田さんが知ったのが農林水産省が推進している鳥獣被害防止対策。侵入防止柵の設置等を支援してくれる制度です。和束町も行政としてこの取り組みに力を入れており、松田さんは近隣の農家の人たちとともにこの制度を活用することにしました。

「獣害に悩んでいるのはうちだけではなく、周りもみんなそうでした。それまでは個々に対策を打っていたのですが、みんなで一緒に取り組んでいこうということになったわけです」。この時に用いられたのが近江屋ロープの獣害防止ネットシステムでした。行政で実績のある製品だったので安心して使えたと松田さんは言います。

「こだわって作っているだけに、獣害のショックは大きかったですね」と松田さん

簡単施工で設置場所も自由。安心して使える防止柵

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『イノシッシ』設置について情報交換を行う松田さんと渡辺さん

近江屋ロープの獣害防止ネットシステムは格子状になった金属パネルを地中に打ち込んだ支柱に固定していくタイプの侵入防止柵です。「施工が簡単で、農閑期に妻と2人で設置しました。のべにして2週間程度でしたね」と松田さん。水田は約8反(80a)の広さがあり、その周囲をぐるりと囲んだとのことです。その効果のほどですが、すでにご紹介したように「長年の悩みがあっさり解消」。設置したのは昨年(2018年)の終わりでしたが、今年は農繁期を迎えた後も獣害がほぼゼロに等しいということでした。

近江屋ロープの獣害防止ネットシステムの製品名は『イノシッシ』。この『イノシッシ』に電気柵を取り付けたタイプは『ビリビリイノシッシ』と言います。同製品が和束町で採用された経緯について、同社農林環境課の渡辺裕介さんは「採用は入札によるもので、地元の要望を取りまとめて町の方で特別仕様を決めていました。当社も入札に参加し、和束町向け特別仕様に対応させていただいたという流れです」と教えてくれました。設置場所の地形等を踏まえた上で既存製品をカスタマイズし完成度を高めたとのことでした。

「松田さんのお話にもあったように施工のしやすさが当社製品の特長です。例えば支柱は二分割しているのですが、これは短くしたぶん打ち込みやすくなるからです。またパネルには柔軟性を持たせているので傾斜地や急カーブの場所でも問題なく設置できます」と渡辺さん。山の急斜面を農地にしている農家が多い和束町では特にアドバンテージがあると言っていいでしょう。

また、耐用性も考えて亜鉛メッキを素材に使うなどさまざまな面で使い勝手を追求している点も見逃せません。同社はこの『イノシッシ』に設置可能な新型組立門扉も開発。設置後のメンテナンスや維持管理もよりスムーズにできるようにしています。

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新型組立門扉を持つ松田さんと渡辺さん

200年以上の歴史を持つ企業の製品という安心感

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獣害防止ネットシステムの効果により収穫への期待が膨らみます

近江屋ロープは江戸時代の文化年間に創業、なんと200年以上の歴史を持つ企業です。社名からも分かるようにロープ関連の製品を数多く取り扱い、その関係から獣害防止資材も手がけるようになりました。歴史に裏付けられた製品力の確かさは、獣害に悩む全国の農家の人たちに大きな安心感を届けてくれると言っていいでしょう。

「実際に和束町以外の市町村への納入実績も多く、またJAや森林組合でも扱っていただいています。安心して使っていただきたいですね」と渡辺さん。その言葉にうなずきながら松田さんも「私だけではなく、一緒に導入したまわりの人たちも満足していますよ」と笑顔で語ってくれました。

松田さんが作っている特別栽培米は『ヒノヒカリ』。多くの自治体で奨励品種に指定されているほどで、小粒ながらふくよかな味わいが特長と言えます。今年以降は獣害の憂き目にあうことなく、その美味しいお米を多くの消費者に届けられそうです。松田さんの笑顔はその安心感の表れと言ってもいいかも知れません。

全国の野生鳥獣による農林水産被害は平成29年度で164億円。被害額は年々減少しているものの、決して少ないとは言えない数字です。近江屋ロープの獣害防止ネットシステムの普及によって獣害の減少に加速がかかる……と期待したいところです。

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『イノシッシ』はあらゆる地形に対応でき、施工はスムーズ。そして効果も絶大

農林水産省 全国の野生鳥獣による農作物被害状況(平成29年度)

近江屋ロープ株式会社ホームページ 獣害防止ネットシステム はこちらから
近江屋ロープ株式会社ホームページ お問い合わせ はこちらから

〇連絡先
・正式社名:近江屋ロープ株式会社
・郵便番号/住所:〒600-8310/京都市下京区七条通西洞院東入夷之町689番地
・電話番号:075-361-2301(代)
・FAX番号:075-371-6816
・メールアドレス:green@ohmirope.co.jp

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