深谷市を「野菜のテーマパーク」に、農業・観光を柱に新産業創出へ

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深谷市を「野菜のテーマパーク」に、農業・観光を柱に新産業創出へ

深谷市を「野菜のテーマパーク」に、農業・観光を柱に新産業創出へ
最終更新日:2019年09月02日

野菜の産出額が全国6位の埼玉県深谷市が8月30日、農業を核にした観光事業で地域活性化を目指そうと、市全体を「野菜のテーマパーク」に見立てて多様なコンテンツを展開する構想を、「道の駅はなぞの」(深谷市)で発表しました。

野菜をキーワードに 魅力的な観光地作りを

農業

今回、深谷市が発表した構想は、全国6位という強みを生かし、農業と観光を核とした新たな産業の創出を目指す「野菜を楽しめる街づくり戦略」の一端を担うもの。市全体を野菜のテーマパーク「ベジタブルテーマパーク フカヤ」に見立て、市内3つの道の駅や飲食施設などの拠点や生産者、市内外の事業者と連携する「ベジタブルテーマパーク フカヤ」のオープンを宣言しました。今後は、野菜を楽しむ4要素(知る・味わう・験(ため)す・買う)を取り入れた観光コンテンツの開発や、生産者と観光客の交流・体験イベントを開催する予定です。

取り組みを行う背景には、深谷市の少子高齢化と生産年齢人口(15~64歳)の減少、市内総生産額の伸び悩みといった問題があります。社会構造の変化に対応し、持続可能な社会の実現に向けて、野菜の産出額が全国6位という農業を核とした、地域経済を成長させる新たな政策を発信します。

※深谷市は今年6月、農業の課題と解決する技術を集め、マッチングや取り組みの拡大を行う「アグリテック集積戦略」など、農業のシリコンバレーを目指す「DEEP VALLEY アグリテック集積宣言」を発表しました。

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花園IC経由で観光客を市内に誘導、リピート創出へ

深谷市イメージキャラクター「ふっかちゃん」も駆け付けました

「野菜を楽しめる街づくり戦略」にまつわるプロジェクトは、同市が推進する、関東最大級のアウトレットモールや、キューピーが開設予定の野菜にまつわる体験が可能な複合型施設の新設などを含む「花園IC拠点整備プロジェクト」に連動しています。花園IC拠点を訪れる観光客を、一般的に観光とは認識されていない深谷市内に誘導し、回遊してもらうための導線を検討する必要がありました。

都内から近く、群馬県や長野県、山梨県など観光地を訪れる際の立ち寄り地になるというアクセスの利便性、また、年間を通して野菜が豊富にとれる強みを生かして、野菜を楽しむことを切り口にしたイベントなどによる、リピート観光を創出することで産業の活性化をはかっていきたいとしています。

会見では小島進市長が、「花園ICを拠点として、深谷市の魅力である『野菜と農業』を生かした観光施策を展開し、‟都心から近く、何度訪れてもメリットのある深谷市”を発信する。観光にとどまらず、教育、医療、福祉、子育てなどすべての領域で、農業を生かしたまちづくりを目指す」と宣言しました。

また、埼玉県内では初となる、日本野菜ソムリエ協会(福井栄治理事長)との自治体パートナー提携についても発表。今後、観光コンテンツの開発や協会の持つ日本全国のバイヤーとのネットワークを通じて、一人でも多くの方に深谷市の野菜の魅力を発信し、「より楽しいまち」の実現を一緒に目指していくとしました。

「道の駅はなぞの」で楽しめる(※)深谷産野菜カレーの試食も行われました(※実際のメニューはこちら

ベジタブルテーマパーク フカヤ

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