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低価格で電動アシストスーツをレンタル ユーピーアールが普及加速へ

低価格で電動アシストスーツをレンタル ユーピーアールが普及加速へ

農業・林業などの一次産業や製造業の現場で、作業者の肉体負担を軽減する「アシストスーツ」の市場が拡大している。10月に軽量の電動アシストスーツを発売する物流資材レンタルのユーピーアールは、月額18,000円から新製品を導入できるサービスを始める。高齢化や労働力人口減少などの課題がある中、アシストスーツの普及で作業者の負担減を目指す。

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1日1000円でレンタル可 低価格化で普及加速へ

10月に発売する、モーター動力付きアシストスーツ「サポートジャケットEp+ROBO」

同社は、2016年にアシストスーツブランド「サポートジャケット」を発売。“低価格・軽量”にこだわり、2018年には2万円台のアシストスーツ(無動力タイプ)を販売開始。累計販売数は1万点を超えた。

ただ、これらのバッテリーを搭載しない「無動力タイプ」のアシストスーツは軽作業向き。農業などより重労働の現場で使用できる「パワー」と、身体負担を減らす「軽さ」の両立を実現した、モーター動力付きアシストスーツ「サポートジャケットEp+ROBO」を10月、発売する(オープン価格)。

重量は、バッテリーを含めて3.4キログラム。モーターが左右に動くことで、作業者の縦横、斜め方向の動作を、最大10重量キログラム補助する。サイズは155~190センチメートルで、男女兼用。畑での作業などを想定し、防じん、生活防水に対応している。

1日単位からのレンタルサービスも開始し、潜在顧客にもアプローチを行う。月額定額は18,000円の貸出料金は、業界では最安値だという。(※デイリーレンタルは1,000円)

同社の酒田義矢(さかた・よしや)社長は、「今後のアシストスーツ市場規模は、右肩上がり(※)。ヘルメットで頭を、安全靴で足を守るように、アシストスーツで腰を守ることを当たり前にしたい」と、低価格化による普及の加速を期待した。

(※)2023年度のパワーアシストスーツ国内市場は、2018年度の約2000台の4倍となる、約8000台を見込む(2019年、日本能率協会総合研究所調べ)

ユーピーアール株式会社

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