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農業のこと、暮らしのこと、福島県田村地域の就農支援プロジェクトにお任せあれ! ワンストップ窓口で独立就農をサポートするその仕組みとは

農業のこと、暮らしのこと、福島県田村地域の就農支援プロジェクトにお任せあれ! ワンストップ窓口で独立就農をサポートするその仕組みとは

人生の新たなフィールドに農業と地方を選択肢に据えた時、農地や設備、住居など、さまざまな準備が必要になってきます。各自治体や民間団体では、新規就農者を支援する制度を設けていますが、それぞれ窓口が異なるなど、手順が複雑という問題があります。そこで福島県の田村地域では、「田村地域就農支援プロジェクト」(以下、プロジェクト)を発足させ、就農までの準備段階から独立就農、定着までをワンストップの窓口で支援しています。東京から田村市に移住、就農したイチゴ農家の暮らしと共に、プロジェクトの手厚いサポート内容をご紹介します。

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高品質な農作物が生まれる、福島県田村地域とは

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田村市の名所「小沢の桜」

田村市、三春町、小野町からなる福島県田村地域は、阿武隈山地に属する中山間地域で、耕地は標高250~600mの間に位置します。地域には高冷地も含まれ、気温は平坦部よりやや低いものの、積雪は少ない地域です。交通面では東西に磐越自動車道や国道288号線、JR磐越東線が。また、南北に国道349号線が通るなど、郡山市や関東圏からのアクセスに便利なのも魅力のひとつです。

東北地方でありながら比較的穏やかな気候の田村地域は、その特性を生かし、古くから畑作物栽培が行われています。先人たちが培ってきた技術は脈々と受け継がれ、ピーマン 、トマト、ナス、サヤインゲンなど優れた夏秋野菜の産地としても知られています。

そんな田村地域に農業の可能性を見出し、東京から家族と共に移住をした平岡真実さんは現在、田村市滝根町でイチゴとサツマイモの栽培を手掛けています。新たな挑戦に至った経緯や、就農までのプロセスをうかがうと、プロジェクトの全容が見えてきました。

家族と共にある人生の営み。夢を叶えた田村地域との出会い

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就農までのプロセスを語る平岡さん

「家族との時間を大切にしたいと考えたとき、農業ならそれができると思ったのが就農のきっかけです」。田村市への移住の経緯をこのように振り返る平岡真実さんは、奥様と5人のお子さんの7人家族。現在、奥様のおなかには6人目の新たな命が育まれています。東京で約15年間、通信関係の会社でサラリーマン生活を送っていた平岡さんですが、5人目のお子さんが生まれたことを機に、家族を養っていくためには、時間を売って収入を得るしかない現実に疑問を抱くようになったと言います。

「家族と共に作物を育て、収入を得ることができる農業に望みを抱き、家族で移住したのは2018年7月のことです。移住前の段階からプロジェクトの支援があり、主に行政支援を受けられる環境を綿密に教えてくれました」。

移住後は農地や住まいの選定について、プロジェクトが担ってくれたと言葉を続ける平岡さん。「非常に不安な中でも、次々と農地の候補を挙げていただくなど、さまざまな面で自分を支えてくれたことは大きな励みになりました。地域の農家の方々からのサポートや研修中に受けたいわきの農業仲間のサポートも大きかったです」。

栽培品目には田村地域では珍しいイチゴを選択。福島県で農業を営む上でのベストな選択肢として、家族で検討を重ねて決めたと言います。「イチゴは見た目や香りの良さなど、その価値がわかりやすい農産物です。子供たちが安心・安全に、おいしく食べることができる付加価値の高いイチゴを提供したいと思っています」。

須賀川市といわき市のイチゴ農家で研修を積んだ後、2019年2月に念願の就農を果たした平岡さんは現在、約6000株のイチゴを育苗中。11月からは定植が始まり、2020年4月の出荷を目指しています。

家族との時間を守る、合理的な農業を模索中

家族との暮らしを何より大切にしている平岡さんは、農作業の効率化にも積極的に取り組んでいます。その1つが自動かん水システムです。車のバッテリーやパイプなどを活用した自作のシステムは、かん水作業時間の短縮につながっているそうです。

「農作業に忙しく、家族との時間が持てないようでは以前の仕事と変わりません。農業は、合理的に進めることで収穫時期のコントロールや作業時間を短縮することができます。 ICT技術を活用し、省力化や栽培技術向上にも努めていきたいですね」。

イチゴをジャムやドライフルーツに加工し、販売する6次化産業にもチャレンジしたいと抱負を語る平岡さんは、空き家をリフォームした住まいの敷地内に、ビニールハウスを建て、農作業に勤しんでいます。子供たちの笑い声が響く理想の環境で育つイチゴの初出荷がいまから楽しみと、笑顔で語ってくださいました。

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建設中のビニールハウス

田村地域のプロジェクトが夢を後押し

平岡さんが活用したプロジェクトとは、田村市、三春町、小野町、J A、田村地方農業士協議会、田村「農」ネットワーク、福島県県中農林事務所田村農業普及所などで構成される、次代の担い手を育成する組織です。自治体など地域の農業に精通した関係機関が一体となり、農業や暮らしなどを、就農前後一貫してトータルでサポートします。

「田村地域を就農場所に選んでくださった就農希望者の方が安心して就農できるよう、必要に応じて支援制度や給付金、研修先、借り受け可能な農地や住居などをご紹介しています」と、プロジェクトの目的を話す田村農業普及所の松崎拓真さん。

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プロジェクトの概要を話す松崎さん

プロジェクトでは、相談者ごとに支援チームを結成し、何度も打ち合わせを重ねながら関係機関がそれぞれの強みを生かして対応することで、就農希望者が抱える悩みや課題を解決し、理想の就農へと導きます。また、窓口のワンストップ化により、複雑な各種手続きを一本化。2016年以来の発足以来、年間10人程度が地域で就農・定着していることからも、その手厚さがうかがえます。

具体的な支援策は、就農先をどこにするかによって異なりますが、田村市の場合は新規就農者2年目の方に対し、必要な設備・資材の取得を上限50万円まで補助。小野町、三春町では新規就農時のほか、1年後、2年後、3年後ごとに、それぞれ給付金制度を設けています。これに加え、研修後に利用可能な国の「農業次世代人材投資資金」による最大5年間、上限年間150万円のスムーズな受給のための支援も行っています。

プロジェクトの詳しい内容はこちら

農業は魅力あふれる仕事ですが、いざ始めてみると、栽培がうまくいかなかったり、収入が思うように見込めなかったりなどの理由で、就農を諦めてしまう人がいるのも事実。こうした問題を解決へと導くプロジェクトは、就農を志す人を支援することはもちろん、高齢化や労働力不足など、農業が抱える課題解決の一翼を担っています。

「農業をやってみたいという方は一度、田村地域に足を運んでみてください。豊かな自然、あたたかい人柄に触れることができます。そして夜、星空を見上げてみてください。その美しさは地域の自慢のひとつです」と、同地域の魅力を話す本馬昌直主幹。

独立就農を目指す人の力強いサポーターであるプロジェクトは、星の瞬きのように農業で輝く人生を応援。“たむら”の自然と共に、実りある人生を送ってみませんか?

なお、田村普及所では11月16日、東京都でグルメアプリ『キッチハイク』とコラボした食体験イベントを開催します。田村地域自慢の食材を楽しみながら、地域や農業の魅力に深く触れることができる同イベント。田村地域での農業に興味を持った方や就農を検討している方はぜひ、新規就農者が根付く田村地域の魅力を肌で感じてみてはいかがでしょうか。

イベントの詳細、ご予約はこちら


■お問い合わせ
福島県県中農林事務所田村農業普及所
住所:福島県田村郡三春町大字熊耳字下荒井176-5
電話:0247-62-3113

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