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フルーツの断面図に萌える。新刊「りんごだんめん図鑑」が好評

フルーツの断面図に萌える。新刊「りんごだんめん図鑑」が好評

42品種の断面図を通して、奥深いりんごの世界を知ることができる「りんごだんめん図鑑」(小学館)が、10月10日の発売以来人気を集めている。食感や酸味・甘みの度合いを軸に分類することで、“自分好みの品種”が一目で分かる「分布図」も付いており、旬のりんごを楽しく選ぶことができそうだ。

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奥深いりんごの世界を“萌え断”で紹介

りんごの品種数は、世界では約15,000種、日本では約2,000種、主産地の青森県にあるりんご試験場では約300種存在すると言われている。(※青森県内で栽培されている品種は約50種で、そのうち市場に出荷されているものは約40種)

多種多様な「切り口」を通じて、りんごの魅力を再発見できるハンディタイプの書籍「りんごだんめん図鑑」が10月、小学館から発売された。大きさや色、蜜の詰まり具合や食感などが異なるりんご42品種の味や親の交配品種といった特徴を掲載。巻末には、味が「甘い」「酸っぱい」、食感が「かため」「やわらかめ」という軸で分類した、全品種の「分布図」が付いており、自分好みの品種を見つけることができる。

中央の種が星形に見えるため「スターカット」と呼ばれる方法で切られたりんごの写真は、表皮や果肉の色、模様のように見える蜜の入り方が一つ一つ異なり、眺めているだけで面白い。

きっかけはSNS 「いちごだんめん図鑑」の第二弾

作者のわたなべまこさんは、以前築地・豊洲といった卸売市場の食材を紹介するサイトの制作・運営に、デザイナーとして携わっていた。食材の魅力を発信する目的で制作した「いちごの断面図」がSNSで話題となり、「いちごだんめん図鑑」を出版することとなった。

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同書が好評だったため、第二弾としていちごと同じように広く親しまれているりんごの図鑑を発行することが決まった。わたなべさんはTwitterの投稿を通して、きれいな断面図の写真を撮るための裏話や、おすすめの品種への思い入れなどを発信している。

編集を担当した小学館の香藤裕紀さんは、「少ない文章のなかにも、農家さんの熱意や、ネーミングに込めた思いなどをお伝えしたつもりなので、きっと一般読者の方にも楽しみながらりんごのことをもっと好きになってもらえると思います。日々、なにげなく口にしている物が、生産者さんのいろんな思いが詰まったものなのだ、とほんのちょっとでも気付けることが、食生活をより豊かにし、また、シンプルに楽しいことでもあるかな、と思いました」と語る。

今シーズンは、新たなりんごとの出会いを楽しんでみてはいかがだろうか。

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