畑の益虫図鑑〜アシナガバチ編〜【畑は小さな大自然vol.63】

公開日:2019年12月12日
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こんにちは、暮らしの畑屋そーやんです。春〜夏にかけて畑にアシナガバチがやってきて、巣を作ることがあります。それで怖い思いをしたことのある方も多いかもしれません。確かにアシナガバチは毒針を持っていて、刺されるととても痛いのですが、実は畑の害虫を食べてくれる優秀なハンターでもあり、畑の野菜たちを守ってくれています。今回は怖いけど実は益虫でもあるアシナガバチについて、その生態と上手な付き合い方についてご紹介します。
アシナガバチは益虫?

アシナガバチは怖い見た目をしており、毒針を持っているため、恐れ嫌われることも多い虫です。しかし、実は畑の害虫として厄介なチョウやガの幼虫であるイモムシを食べてくれる益虫でもあります。昆虫界のピラミッドでは頂点に近い存在ですので、アシナガバチが畑にいることでその生態系は安定しやすくなります。畑の害虫対策として強い味方になってくれるかもしれません。むやみに怖がるだけでなく、その性格や生態についてぜひ知っておいてほしい昆虫です。
アシナガバチは料理上手?

アオムシで肉団子を作ろうとしているアシナガバチ