育苗時の発芽のばらつき・徒長を無くして収量アップ! 水稲農家が愛用する新機能性肥料の実力とは?

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育苗時の発芽のばらつき・徒長を無くして収量アップ! 水稲農家が愛用する新機能性肥料の実力とは?

育苗時の発芽のばらつき・徒長を無くして収量アップ! 水稲農家が愛用する新機能性肥料の実力とは?
最終更新日:2020年02月17日

水稲農家にとって質の高い苗を生産することは、収量や品質を左右するだけにとても重要です。そこで注目されているのが新機能性肥料『ペンタキープ』です。今回は、富山県高岡市で水稲農家を営む地崎啓さんに『ペンタキープ』の使い方や効果を伺うとともに、『ペンタキープ』の製造・販売元の(株)誠和アグリカルチャから効果のメカニズムについて説明をしてもらいました。

発芽がばらつくのは仕方がないと考えていた

水稲生産者は“苗半作”として「良い実りには良い苗づくり」との伝えどおり、良い収穫のためになによりも良い苗を育てることに工夫を凝らしてきました。富山県高岡市の水稲農家である地崎啓さん(48)も、そうした育苗に力を入れてきた生産者の一人です。

誠和アグリカルチャ

富山県高岡市で水稲を経営する地崎啓さん

地崎さんは水稲20ha分の発芽を促すため真水の浸種を施すだけでなく、良い資材と聞けば試してきました。しかし、ほとんど効果を確認することは出来ず「育苗にばらつきが生じるのは仕方がない」と諦めるようになっていました。

一方で、家族経営の為、農作業効率を少しでも向上させようと2017年からは農機具メーカーが提案する高密度苗に取り組みました。しかし、背後に山のある育苗ハウスでは風通しが悪く、高密度苗にすることで更に悪化してムレ苗となり管理が難しくなることを心配していたそうです。

発芽がばらつくのに加えて、高密度苗によるムレ苗で腐るようでは、質の良い育苗は叶いません。そこで、使い始めたのが、植物体内でクロロフィル(葉緑素)の原料となる5-アミノレブリン酸を含む新機能性肥料『ペンタキープ』です。今では高密度苗づくりに欠かすことのできない資材になっていると言います。

誠和アグリカルチャ

『ペンタキープ』

違いは一目瞭然! 発芽時期が揃って徒長も解消

地崎さんは地元の農業資材会社“株式会社石沢商事(富山県高岡市)”から『ペンタキープ』は健苗に良いと聞き、まず試験的に30a分の種籾に対して使ってみました。その時の効果を地崎さんはこう話します。
「懸念していたムレ苗になることを防げただけでなく、従来からの課題だった発芽時期のばらつきが解消し、均質な育苗ができるようになった。更に徒長も解消して、違いは一目瞭然でした」。ここまで変わるものかと驚いたそうです。

誠和アグリカルチャ

同じように浸種していても発芽はばらつきが生じるものですが(左側)、『ペンタキープ』を用いると遅れ芽が少なく揃って発芽するようになります(右側)

この効果について、『ペンタキープ』の製造・販売元の誠和アグリカルチャの原部長が説明してくれました。

『ペンタキープ』を使うと発芽時期が揃ったというのは、どのような理由からなのでしょうか。
「植物の種が発芽するには活発に細胞分裂してくれなければなりません。細胞分裂には、胚乳中の糖(デンプンから分解され糖化する)、アデノシン三リン酸(ATP)がエネルギーとして不可欠です。そのATPは胚中の細胞内のミトコンドリアが糖をエネルギーにして行う呼吸によって形成されます。

『ペンタキープ』にはミトコンドリアの呼吸に関与する“5-アミノレブリン酸”が配合されている為、それを種子に施用することでATPの形成を促し、細胞分裂を活発にしていることが考えられます。これにより“発芽の均一性”が高まるわけです。」

それではなぜ、徒長まで解消できるのでしょうか。
「それには『ペンタキープ』に含まれる5-アミノレブリン酸の“もう一つの働き=光合成の活性を高める”事が関係しています。水稲育苗中に起こる徒長には、さまざまな原因が混在していますが、そのうちの大きな要因の一つに弱光が挙げられます。特に苗箱の中心付近は他の苗同士で影をつくり弱光になりやすい為、徒長が発生しやすいのです。ペンタキープ内に含まれる5-アミノレブリン酸は発芽した芽の中で【葉緑素】に素早く変わり、緑化を促進します。【葉緑素】は光合成をするうえで光を吸収する太陽光パネルの素子のような働きをするため、弱光条件でも相対的に多くの光を植物体内で利用でき、徒長が起きにくい状態を作ってくれるのです。」
と原部長は詳しく解説してくれました。

誠和アグリカルチャ

誠和アグリカルチャの原和久さん

徒長が起こると育苗箱の中心に向かって苗はこんもりと蒲鉾形になるのに対して、『ペンタキープ』を施用すると均一に成長して、背丈の揃った健全な苗に育ちます。こうした健全な苗は本田圃に定植した後、根が速やかに活着し、その後の生育も良くなるといいます。

誠和アグリカルチャ

発芽にばらつきが生じたまま育苗すると徒長するのに対して、『ペンタキープ』を施用した右側では発芽が揃って、徒長がありません。

苗の老化が抑えられ、葉も鮮やかな緑色に

『ペンタキープ』のメリットは、発芽を揃えるだけに留まらないと地崎さんは語ります。
「高密度苗は播種後20日までに本圃に定植するのが指導されているのですが、1台の田植え機で定植できる面積には限界がありますし、雨などの都合で田植えが遅れることがあります。その場合は、老化した苗を植えなければならなくなり、初期活着がとても不安定になります。ところが、『ペンタキープ』を施用した苗は老化が明らかに遅くなりました。」

誠和アグリカルチャ

誠和アグリカルチャ

水稲農家の多くは、元いた生産者が離農した圃場を受け継いで作付けを継続しています。ただし、まとまった圃場を受け継ぐことは難しく、分散した圃場を回って農作業をしなければなりません。全ての圃場で田植えを終えるのに1カ月以上かかることもあり、地崎さんは4回に分けて播種していても、田植えが遅れてしまうこともあると言います。

その結果、葉緑素が衰退して葉は黄変。見た目からして明らかに老化した苗になってしまうところを、『ペンタキープ』によって鮮やかな葉緑だけでなく地際の緑色も維持され、太さのある強い苗質が保たれます。
苗の老化リスクが軽減されるということは、田植え適期に余裕ができるので、地崎さんのような規模の大きな圃場管理が必要な水稲農家にとってのメリットが大きいと言えるでしょう。

誠和アグリカルチャ

それでも、『ペンタキープ』を施用するにあたり、手間やコストがかかっては導入しにくいはずですが、地崎さんによると「ほとんど手間がかからない」ようです。
「浸種をするための真水に『ペンタキープ』を5000倍の希釈倍率で混ぜているだけです。特に大変な手間とは考えていません。これで苗にストレスが多いとされる高密度苗でも、慣行法と同等の収量も得られているのですから、嬉しいですよね」と、地崎さんが続けました。

誠和アグリカルチャ

発芽を促すための浸種時に『ペンタキープ』を希釈して混ぜるだけで、発芽が揃った健全な育苗が期待できます

(株)誠和アグリカルチャでは、通常販売するサイズ(800ml入り)のほか、水稲育苗の浸種に初めて『ペンタキープ』を使用してみたい水稲農家にぴったりのサイズ(100ml入り、およそ250kgの種籾浸漬に利用できる)を水稲育苗時期だけ限定で用意しています。
今年の育苗作業で、『ペンタキープ』の効果を実感してみてはいかがでしょう。

【問い合わせ先】
株式会社誠和アグリカルチャ
〒329-0412 栃木県下野市柴262-10
TEL: 0285-50-2030
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