米・野菜農家のスケジュール/山形県鶴岡市
齋藤 かおり(さいとう・かおり)さん/庄内風土農園
作っているもの:米、里芋、人参、大根、枝豆、じゃがいも、にんにく、赤紫蘇、オクラ、小豆、大豆、かぼちゃ
山形県出身。物心がついたころから環境問題を意識する農家の娘。当初継ぐ予定はなく、就職を機に上京するも、体調を崩したことがきっかけで「自らの手で作物を作りたい」と地元に戻り就農、明るく強く挑戦する農業女子です。
農家の朝はやはり早く、田畑での栽培管理以外にも、産直店への出荷など、一日を通してさまざまな仕事があります。稲作の土作りから稲刈りまでの年間スケジュールは、下記を参考にしてください。
お米ライターの稲作農事暦 土作りから稲刈りまでの年間スケジュールは?
畜産農家のスケジュール/大分県・中津市
梶原 美由紀(かじわら・みゆき)さん/梶原畜産
育てているもの:養豚(繁殖・肥育)
大分県中津市、標高500メートルの農場で、約1,000頭のブタたちを半放牧で育てています。豊富な地下水や澄み切った空気に恵まれた豊かな自然の中でのびのびと育つ、甘味の強い黒豚は地元でも評判です。子育てに養豚にと、忙しい毎日を送りつつ新たな挑戦に臨みます。
養豚農家の作業は、豚舎の清掃やワクチン接種、子豚の世話など多岐に渡ります。畜産には、家畜に子どもを生ませて育てる「繁殖」と、購入した子どもを大きく育てる「肥育」の2種類があります。両方行っている養豚家は、なかなか農場を留守にすることができないなど多忙ですが、規模拡大によりスタッフを増やすことができれば働き方も変わります。
イチゴ農家のスケジュール/長野県松本市
柳澤 歩(やなぎさわ・あゆみ)さん/三才山農園なかや
作っているもの:イチゴ
夫の祖父母が暮らす田舎へ結婚を機に移住し、4世代7家族の嫁業&未経験の農業をスタート。独立就農1年目で高級フルーツ店との契約が叶い、「夏でも生食出来る日本一美味しい夏イチゴを作る」ことに奮闘中。今夏からは観光農園もオープン予定。
人気の作目・イチゴ。朝摘みを出荷する柳澤さんは、「朝うっすら明るくなり始めると、目覚まし無しで起きられること。鳥の声が目覚まし代わりです!」と早起きです。観光農園の開業を考えていることもあり、農園のSNSの更新も大切な作業としてやっています。子どもたちが起きる前に仕事を片付けることができるのは、勤務時間が決められている会社員にはない魅力かもしれませんが、やはり早起きが得意な人の方が農家に向いていると言えそうです。