超簡単な撮影のコツ3選~SNSへの投稿写真で野菜の売り上げアップ!~

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超簡単な撮影のコツ3選~SNSへの投稿写真で野菜の売り上げアップ!~

連載企画:営業しない農家の売上アップ術

超簡単な撮影のコツ3選~SNSへの投稿写真で野菜の売り上げアップ!~
最終更新日:2020年04月17日

農業を始めて一度の営業もせずに、現在は栽培した野菜の95%をレストランへ直接販売しているタケイファーム代表、武井敏信(たけい・としのぶ)です。このシリーズでは売り上げを伸ばすためのちょっとした工夫をお伝えします。

最近では、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSを活用して情報を発信している農家さんも多いのではないでしょうか。
携帯で投稿できる手軽さも大きな魅力で、その投稿は自身の情報発信となり、農園の宣伝や売り先の確保など売り上げにもつながっていきます。
せっかく投稿するのですから、少しでも発信力をアップするオシャレな写真を撮影してみませんか。写真一枚で見栄えもよくなり、お客様の購買意欲があがります。

たった3つの心がけで写真が生まれ変わる

私が農業を始めて一度の営業もせずに現在まで取引先の確保ができたのもSNSへの投稿のおかげと言いきっても過言ではありません。その中でも写真が持つ影響力は絶大です。
最近のスマホの性能は優秀で、一眼レフやミラーレスカメラなどがなくても十分SNSの投稿に対応できます。
実際、一眼レフを持ち歩きながら農作業をする人はあまりいないでしょう。
私自身、一眼レフを持って畑に行くときはあくまでも撮影が目的で、「撮影」という作業に専念していました。
とにかく面倒くさい事や複雑な仕組みは長く続きません。
農作業の合間に訪れたシャッターチャンスは日常によくあることです。
普段持ち歩いているスマホでSNSへの投稿を意識して撮影してみてください。
ここでお話しするのは、一眼レフなどがなくてもスマホで手軽に撮影できるテクニックです。

テクニックと言ってもカメラの専門知識などは必要ありません。
ここでのテクニックはどちらかというと、撮影する皆さんの「心がけ」です。
しかもたった3つの心がけなのです。

1つ 背景と小道具
2つ 光と影
3つ 色と明るさ

この「心がけ」は「主役を舞台で最大限に生かす」という事です。
「主役を最大限に生かす」為に「3つの心がけ」を頭に入れてシャッターを押してみてください。
写真が大幅に良く見えるようになり、投稿した記事にコメントも入り、アクションの数も多くなります。

そして農家の皆さんがよく撮影する被写体は「野菜」「畑」「野菜を使った料理」ではないでしょうか。今回は、野菜、畑、料理を例にとって説明していきます。

背景と小道具

よくありがちな失敗例です。
料理が主役なのに奥に無造作に置かれたマグカップや新聞などが写り込んでしまっています。特に生活感のあるものが写っていると料理のインパクトが落ちてしまいます。


100均などで販売しているクロスを一枚敷くだけでも料理が映えます。
お皿はシンプルに白がおすすめ!

良い写真の例。白い皿のおかげで野菜の色がわかりやすい

色物や柄物は被写体をわかりにくくしてしまいます。

NG写真の例。柄物の皿だと、野菜の色が映えない

私がよく目にするSNSでの投稿写真で多くあるNG写真があります。
コンテナや新聞紙の上に置いて野菜を撮影している写真です。
よく目にするということは、多くの人がしている撮影ということ。
NGをしないというだけでも、他の人との差別化のチャンスです。

野菜をのせるならザルがおすすめ。

新聞紙を使うなら迷わず英字新聞。

野菜の生命力や鮮度を伝えるにはズバリ土付き。

畑のイメージは自然です。建造物なども写らない方が良いですね。

今やタケイファームの代名詞となった「アーティチョーク」。
この写真一枚で取引先の飲食店が6店舗増えました。

光と影

写真は光と影が大切です。
逆光という言葉を聞いたことがあると思います。
光に向かって人物を撮影すると顔が真っ暗になってしまいますよね。

撮影する際、光がどの位置から当たっているかを確認しましょう。
光の方向は「順光・逆光・斜光」と大きく3つに分けられますが、特に「順光」「逆光」に注目してください。
順光は被写体の正面から差す光のことで、撮影する人が光を背にしている状態。
反対に、逆光は被写体の後ろに光がありますので被写体の影が手前に出てきます。

料理は逆光で撮りましょう。
逆光でなおかつ自然光で撮影すると立体感がでます。

自然な光が当たって、料理がおいしそうに見える

畑で撮影する時、ありがちな影が入り込んだ写真。
余計な影は入れ込まないことです。

自分の影が写り込んでしまい、野菜が奇麗に見えない

畑の野菜は順光で撮るとキレイです。

葉に光が奇麗にあたって余計な影もない良い写真の例

色と明るさ

今のスマホの画像編集機能は素晴らしく投稿前に簡単に編集ができます。
加工はせずとも色補正はとても重要です。
被写体やシチュエーションにもよりますが、一般的に野菜や料理の場合、明るい方が見栄えします。
室内で撮影すると実際の色が出ない時もあります。
そんな時は色補正。どこに合わせて補正すれば良いかというとズバリお皿です。
お皿の白に合わせると料理本来の色が出てきます。

暖色が強いライトの下で撮影。

ライトの暖色が強すぎて、野菜本来の色が出ていないNG写真の例

お皿の白い色に合わせて補正すると……

野菜本来の色を奇麗に表現したOK写真の例

いかがでしょうか? 写真は購買意欲に直結します。
丹精込めて栽培した作物を販売につなげるためにも、「3つの心がけ」を頭に入れて撮影してみてください。今までよりも「オシャレな写真」が投稿できるはずです。

おまけの虎の巻

その1
Facebookが推奨している最もきれいに写真を投稿する画像サイズは幅2048ピクセルです。
したがって投稿する為に特に大きなサイズは必要ありません。
しかし、私はスマホカメラの最大スペックで撮影しています。動画も4Kで撮影しています。データが大きくなるというデメリットがあることは確かなのですが、後にメディアの取材などで画像提供の依頼があった時には大きなサイズが必要になるからです。

 

その2
撮影した写真がピンボケになっていた場合どうしますか?
投稿する記事に画像がないと読者に伝えたいことが伝わりにくくなってしまう恐れもあります。
しかし、ピンボケの写真は使わない勇気が必要です。
中途半端な伝わりにくい写真は今まであなたが作り上げてきたイメージを一瞬で崩してしまいます。

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