地域おこし協力隊で就農する際に知っておきたい3つの販売先

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地域おこし協力隊で就農する際に知っておきたい3つの販売先

地域おこし協力隊で就農する際に知っておきたい3つの販売先
最終更新日:2020年06月09日

滋賀県で地域おこし協力隊として3年間農業赴任していた、きしころです。
農業をする際、野菜などの作物を作ることがもちろん大事ですが、それより重要になるのが販売先。たくさん野菜が収穫できたとしても、販売先がなければ腐ってしまいますし、利益を出すこともできません。この記事では、僕が販売した実体験を元に、各販売先でのポイントや注意点をお伝えしていきます!

新規就農者が開拓しやすい販売先

僕が滋賀県の地域おこし協力隊で農業赴任していたときに活用していた販売先は、

  • 道の駅
  • 各種フリマアプリ
  • 観光地のお土産屋

の3つです。

まずは他の販売者と仲良くなれる道の駅に出品するのがおすすめ。民間経営であれば、社長や店長が店に来ることもあり、経営者の話を聞くことができるので、売れる野菜のデータ収集をすることもできます。ただ、道の駅だけだと価格崩壊してしまう場合があり、すぐに出品できるところとして見つけたのがフリマアプリ。スマホ一台ですぐに登録・出品できるので便利ですね。実店舗では、隣の道の駅に出品できなかったので観光地まで足を伸ばし、お土産屋さんに出品していました。今回はこの3つの販売先について実体験を元に解説していきます。

道の駅

まず野菜の販売先として真っ先に挙げられるのは、近くの道の駅ですね。道の駅での販売は、農業組合に入ることで可能になります。道の駅と一口に言っても、大きさや立地などは場所によってそれぞれ異なります。

僕の赴任先の場合、一番近くにあった道の駅は50坪ほどのところでした。道の駅の大きさとしては中堅レベル、国道沿いにあったので売れないような条件ではなかったと思います。
農場から近いと出荷の負担が少なく、収穫期は1日何度か出向いて売れ行き状況を見ながら追加で出荷することができるなどメリットがありました。

一方、その道の駅のポテンシャル次第で全然売れない可能性もあるので注意です。
実際、数キロ離れたところに滋賀県で一番売れているのではないかというくらいに大きい道の駅があり、そちらにお客さんが流れてしまっている印象がありました。しかしその道の駅は僕の赴任先とは違う区域になってしまっていたので、販売することはできませんでした。そこで他のところでも販売できないか考え始めました。

フリマアプリ

僕が2万個という大量の生ニンニクを販売するときに大活用したのが、フリマアプリです。

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基本的には農作物はみんな店頭に並べて販売するので、僕の周りでフリマアプリを使う人は全くいませんでした。フリマアプリでは、きちんと安全面などの配慮をすれば野菜などの食品も出品できるところがあります。しかし見てみると販売するときに載せる写真が適当な人がめちゃくちゃ多かったんですよね。そこで友人のカメラマンに依頼して、きれいなニンニクの写真を撮ってもらいました。そして商品の説明文の部分には、スーパーで売っているような乾燥したニンニクではなく、収穫したばかりのみずみずしい生ニンニクであることと、無農薬なこと、生産者直送であることを明記したらどんどん売れていきました。購入の通知が鳴りやまなかったですね。

基本的に道の駅などで野菜を販売するときには、見栄えを良くするために土や汚れを落としたきれいな状態にして出荷します。しかし、フリマアプリでは生産者直送ということで、意外にも土がついたままの状態の方が売れる傾向にありました。道の駅に置いているだけでは地元の人や観光客にしか自分の作った野菜を届けることができませんが、フリマアプリを活用すると全国各地の人に販売することができます。一つ一つ発送しなければいけないのは手間ですが、十分にやる価値はあると思います。フリマアプリはいくつか種類があり、それぞれにユーザーがいるので複数のサービスを同時に活用するのもいいかもしれませんね。

観光地のお土産屋

僕が赴任していた滋賀県には、「四番町スクエア」という大正ロマンをコンセプトにした商店街がありました。四番町スクエアは観光客も多く訪れる人気スポットで、野菜や鮮魚、お酒などさまざまなものも販売しています。そこでお願いして僕の野菜を置かせてもらうようにしたら、観光客を中心にたくさん買ってもらうことができたんです。少しでもお客さんの目に留まるようにポップを書いたり、実際に店頭に立って接客をしたりもしていました。人が多く訪れる土日は特に売り上げもよかったですね。売れ残っていたら勝手に値下げされるようなこともありましたが(笑)。意外と見落としがちですが、観光地やお土産屋もひとつの販売先になります。ただ僕の畑から四番町スクエアがある彦根市までは若干距離があり、片道30分、往復1時間かかるような場所だったので、納品が大変でした。販売先を選ぶときは納品時間も確認しておくことがマストです。

まとめ

今回は、僕が実際に地域おこし協力隊で農業赴任していたときに利用していた、3つの販売先について解説しました。販売先によってどんなお客さんが来るのか、どのように売ればいいのかが異なってきます。販売先を選ぶときには、まず他の販売者の販売方法を必ず確認しましょう。同じような商品を売っている場合は、価格以外の部分で差別化できるような工夫ができるといいですね。フリマアプリなどはまだまだブルーオーシャン(競合がいない市場)なのでおすすめです。販売先を見据えてから野菜は作り始めるようにしましょう!

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