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【北海道共和町】「農業」と「生涯学習」の分野で地域おこししませんか?

【北海道共和町】「農業」と「生涯学習」の分野で地域おこししませんか?

北海道共和町。世界的スノーリゾートとして進化し続けるニセコエリアから車で約30分。札幌中心部からも約1時間30分。「これが北の海なの?」と初めて見る人は誰もが驚く、積丹ブルーで有名な積丹半島を西側へと回り込んだ内陸のエリア。そこには、なだらかな丘陵地帯があり、田んぼや畑も広がり、のどかで美しい農村の風景が現れます。人口は約5800人。基幹産業は農業で、スイカやメロン、スイートコーン、馬鈴薯などの『らいでんブランド』が有名です。昨年は、地域おこし協力隊として3名が就任しました。今年は「農業」と「生涯学習」の分野で、地域おこし協力隊として働く人材を求めています。

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農業の知識と技術を身に付け、農業分野での活躍を目指す「農業支援員」

共和町では、2018年から地域おこし協力隊の募集がスタートしました。昨年は「農業」「観光」「食」の3つの分野に1人ずつ、合計3名の協力隊員が就任しました。

昨年、共和町の地域おこし協力隊の「農業支援員」に就任した安西祐輔さんは、埼玉県越谷市出身の25歳。共和町に来る前は、東京で車のセールスマンをしていました。なぜ共和町での「農業支援員」の仕事に興味を持ったのか、話を聞いてみました。

「祖父が米農家をしていたこともあり、子供の頃から農業に馴染んでいたというのはあります。でも共和町と僕を繋げてくれたのはメロンやスイカでした。単純に食べ物としてすごく好きなんです。ネットで地域おこし協力隊の仕事を探していた時に、メロン・スイカという言葉が目に飛び込んできて、もうここしかないと思いました」。

左:共和町に来て半年以上経った安西さん。右上:来たばかりの頃。右下:役場でパソコンを使い、レポート作成をする日もある

安西さんが着任した9月は、収穫の時期で、早速畑へ研修に行ったそうです。「手塩にかけて育てた農作物を収穫する時の農家さんの顔が、とてもうれしそうで。その様子を見ていたら、農業ってやっぱりいい仕事だなぁと実感しました。ただ収穫後のメロンの茎などビニールハウス内の片づけは結構な重労働。体力が付くまでは大変で、数カ月で体重が約5㎏落ちました。冬の間に、リバウンドしてしまいましたが」。

安西さんは、町の主要産品であるメロンやスイカ、米などの農作物生産の知識や技術を身に付け、将来、農家として独立することを目指しています。

安西さんに仕事を教えている1人が、農家の長門強さん。北海道の指導農業士でもあり、初心者の安西さんにも分かりやすく、作業の仕方やその意味を教えてくれるため、体系的に知識や技術が身に付くそうです。

生産者の長門強さんと一緒に。2人とも良い笑顔です

安西さんは、今年1年で農業の基本的なことを身に付け、来年は町が運営する農業開発センター内の試験圃場で、メロンやスイカの栽培に挑戦してみたいと考えています。行政や地域ぐるみでサポートしてくれるので、農業の道を目指す人にとって最適な環境です。

多世代の生きがいづくりや芸術文化の振興に関わる「生涯学習支援員」

今年度から新たに募集する職種が「生涯学習支援員」です。どのような役割を担うのか、教育委員会生涯学習課の黒澤さんに話を伺いました。

「廃校となった旧幌似小学校を復元して展示を行い、地域の歴史を学ぶ『かかし古里館』や、共和町出身で戦後のパリで活躍した洋画家・西村計雄氏の作品を展示する『西村計雄記念美術館』など、共和町は小さな町にも関わらず文化的施設が充実しています。また設立から40周年を迎えた『寿大学』があり、多世代の交流を目的に年に3回ほど世代間交流会を行っています」と黒澤さん。

『寿大学』が企画した百人一首体験。地域おこし協力隊の3人も参加

「生涯学習支援員」は、このような施設や組織を活用しながら、共和町に住む人の暮らしがもっと充実するような取り組みなどを専門的に進めていきます。

どのような人に応募して欲しいのかを聞くと、「芸術文化やスポーツの分野で特技を持っている人、情熱のある人、自分でイベントなどを企画して実行した経験のある人だと特に大歓迎です」との答え。

美術館ではアートに触れる、さまざまなイベントを開催。この企画・運営も生涯学習支援員が携わる

共和町に住む人の暮らしが充実するためには、何が必要かを自分の頭で考え、周りを巻き込んで実行していく、自由度が高く挑戦しがいのある仕事です。もちろん役場職員や、後述するようにすでに地域に向けてイベントを企画・実行しようとしている地域おこし協力隊の先輩もサポートしてくれます。

『かかし古里館』は、農機具や生活用具など、開拓の歴史を分かりやすく展示。撮影スポットもたくさん

『西村計雄記念美術館』は、なだらかな丘の上にあり、町民がアートを身近に感じられる機会も提供している

先輩2人に聞いてみた。地域おこし協力隊のリアル

安西さんと同じく、地域おこし協力隊として昨年共和町にやってきた「観光振興推進員」の保田麻子さん(札幌市出身)、「食の支援員」の秋月楓さん(京都府出身)にもお話を伺いました。

左から教育委員会生涯学習課の黒澤光弘さん、観光振興推進員の保田麻子さん、食の支援員の秋月楓さん、地域おこし協力隊の受け入れ窓口担当である共和町企画振興課の堤秀人さん

最初に共和町に来て意外だったことを聞いてみると「思ったより何でも揃う」と2人とも同じ意見。スーパーやコンビニ、ホームセンターなどがあり、日常生活を送る上で困ることはないそうです。

共和町に暮らしてみてうれしかったことを聞くと、保田さんは「野菜や果物のお裾分けを、たくさんいただけたこと。ここに来て1年で一生分のトウモロコシやメロン、スイカを食べたと思います」。秋月さんは、寒いのが苦手だったそうですが、共和町に降り積もる雪に感動したそうで、「ふわふわの新雪をコートを羽織らずに踏み歩きました。ただ雪が必ずしも上からではなく、横から吹き付けることもあることが驚きました」。

休みの日の過ごし方について聞いてみました。アウトドアが趣味という保田さんは、専用のサーフボードの上に乗り、水面を進むスポーツ『スタンドアップパドル・サーフィン』を始めたそうです。秋月さんはドライブ。出発まで行き先を決めずに車を走らせることが多いそうです。

ちなみに農業支援員の安西さんは海釣りが好きで、日本海側の岩内町や寿都町、太平洋側の豊浦町へ出掛けるそうです。「ホッケやカレイ、ヒラメ、サクラマスやアメマスが釣れるんですよ」と楽しそうに話してくれました。

頼もしい先輩、広がるコミュニティ、つながる仲間

「観光」「農業」「食」分野で、地域おこし協力隊として働く3人ですが、共和町で暮らす中で「地域のために、もっと私達ができることはないだろうか」と考えるようになりました。現在、月に2回程度一緒にランチをしながら、地域のためにできることを考えています。そこで生まれたのが、『きょうわ未来カフェ』。町外からの視点、地域住民との交流などから、共和町の魅力や将来などを語り合うイベントです。今年は残念ながら、新型コロナウイルスの影響で延期になってしまいましたが、状況が変われば実施したいそうです。

イベントのチラシ。積極的に情報発信しています

また隣の岩内町の地域おこし協力隊の仲間と、喫茶店「さぼーる」で情報交換をしているそうです。昭和のノスタルジーを感じる店内では、地域で頑張っている若い人が集まるなど、そこにいけば誰かがいる、秘密基地のような空間で、人と人を繋ぐ拠点になっています。さらにその隣村の神恵内村には、地域おこし協力隊を卒業後に開店した「泊まれる喫茶店」があります。少し足を延ばせば、地域を面白くしたいという思いを持つ仲間の輪が広がっていきます。

初めての土地に少しの不安があっても、思いきって飛び込んでしまえばそこには地域の皆さん、役場の職員、先輩の地域おこし協力隊員、近隣町村の仲間などが温かく手を広げて待ってくれています。安心してご応募ください。

【お問い合わせ先】
共和町役場 企画振興課 企画調整係
〒048-2292 北海道岩内郡共和町南幌似38-2
電話:0135-73-2011(内線231、234)
FAX:0135-73-2288
「地域おこし協力隊」についての詳細はこちらからご覧ください

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