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展示会を利用して販路開拓。急成長するアジアの青果市場でビジネスチャンスを掴む方法とは

展示会を利用して販路開拓。急成長するアジアの青果市場でビジネスチャンスを掴む方法とは

これからの農業を担う上で大きなポイントになるのが「プロモーション戦力」です。アジアを代表する生鮮青果物の見本市『ASIA FRUIT LOGISTICA(アジア・フルーツ・ロジスティカ)』は成長し続けるアジアの生鮮野菜・果実のマーケットへ参入する上で欠かせないプロモーション・ツール。業界関係者のみを対象とするB to Bの見本市に2010年から出展を続けるトキタ種苗株式会社の時田巌社長に、出展することで得られるメリットや、活用方法についてお伺いしました。

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トップレベルのバイヤーが集結する『ASIA FRUIT LOGISTICA』

イベントの様子

 

『ASIA FRUIT LOGISTICA(以下、AFL)』は、生鮮野菜・果実とその生産国のためのアジア市場随一の国際見本市です。2007年の初開催以来成長を続け、2019年には41カ国から800を超える出展者と70カ国以上から12000人を超える来場者を記録。新しいビジネスの開拓やトップレベルのコンタクト構築、ビジネスに欠かせない情報収集の絶好の機会としてアジア各国から高く評価されています。

イベントの様子

 

来場者の9割は購買決定権を持つバイヤーということからも分かるように、直接ビジネスにつながることもAFLの大きな魅力の一つです。また、本家であるベルリンのフルーツ・ロジスティカは1993年からベルリンで毎年開催され、生鮮野菜・果実のマーケティング分野で世界屈指の見本市に成長しています。

エンドユーザーに向けた画期的なプロモーションで新規開拓

創業から100年以上続く日本を代表する種苗メーカー「トキタ種苗株式会社」は2007年にベルリンのフルーツ・ロジスティカ初出展を機に、2010年からはアジア各国で開催されるAFLに出展を続けています。

販路拡大のため、さまざまな業種の業者が多くの展示会や見本市に出展する中、同社は「種を見せてもつまらない」と、出展には躊躇していたと時田巌代表取締役社長は話します。

写真左が時田社長

写真左が時田社長

「そんな時、2006年に立ち寄ったベルリンでフルーツ・ロジスティカを見学する機会がありました。まず驚いたのが規模の大きさです。世界中のありとあらゆる野菜や果物、バイヤーたちが集まった会場は圧巻でした」と、当時を振り返る時田社長。さらに驚いたのは、同業者である海外の種苗メーカーのプロモーションのあり方だったと言葉を続けます。

「ヨーロッパの種苗メーカーが開発した種から栽培される野菜を展示するプロモーション戦略を行っていました。『なるほど!!』と、衝撃を受けましたね。当社をはじめ、国内外の種苗会社の主な顧客は生産者です。しかし、消費者が買う野菜でなければ生産者は作ってくれません。そのためには消費者に新しく開発した野菜を見せ、その反応から消費者が何を食べたがっているのかを掴む必要があると気付いたのです」

イベントの様子

 

事実、各ブースでは手のひらサイズのスイカや、色とりどりのトマトなど、種苗の品種改良によって作られた野菜が展示され、多くのバイヤーが興味を示していたと話す時田社長。

「展示会に足を運ぶバイヤーの観点も『消費者に売れるか否か』です。AFLで出会ったバイヤーを通して取引のある生産者の紹介へとつながったケースもあり、展示会において販路拡大を狙うためには、エンドユーザーである消費者のニーズを分かりやすく伝えていくことが重要だと認識しました」

消費動向を分析し、ビジネスチャンスを掴む

アジア市場での販路開拓の場と位置付け、2010年からAFLに出展を続けるトキタ種苗。ヨーロッパに比べ、アジアは伝統的な野菜の生産力や品質の向上を求めるバイヤーが多い傾向にあったものの、近年は変わりつつあると時田社長は分析します。

「今まで見ることのなかったような新しい野菜を探しに、足を運ぶ人が増えたと思います。当社はヨーロッパの野菜を東南アジアでも栽培可能な種苗に品種改良して展示しているため、来場者には非常に興味を持っていただけます」

イベントの様子

 

また、情報収集の場としてもAFLは有効だと言います。一般的に品種改良には時間がかかるため、10年、20年先の消費動向を見据えながら開発を行う必要があります。「10年後、何が求められているのか、次のゴールのヒントを得るためにも出展している」と、時田社長は続けました。

オンライン見本市『Asia Fruit Logistica ON』が11月に開催

フルーツ・ロジスティカへの出展をきっかけとし、トキタ種苗が取り組み始めたのが「Oishii Nippon Project」です。長ネギ、カブ、カボチャ、シシトウなど日本の伝統野菜を世界中に広めることを目的とした垂直統合型プロジェクトで、2019年のAFLでバイヤーの反応に確かな手ごたえを感じ、2020年はさらに推進していく予定です。

「Oishii Nippon Project」の展示ブース

「Oishii Nippon Project」の展示ブース

「日本の伝統野菜はおいしくて栄養価の高いものが多いのですが、流通は国内に限られているのが現状です。100余年の歴史で培った品種改良の技術を最大限に生かし、AFLを活用しながら新しい食文化を世界に向けて発信していきたいです」と、時田社長は意気込みを見せました。

新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえて、2020年のAFLは11月18日〜20日にオンライン開催することが決定。自宅にいながら各国の最新技術やトレンドフードに触れることができます。新しいビジネスチャンスを掴みに参加してみませんか。

<取材協力>
トキタ種苗株式会社
〒337-8532 埼玉県さいたま市見沼区中川1069

オンライン参加チケット発売開始!事前の無料ウェビナーも多数開催

2020年の『Asia Fruit Logistica ON』では、
・ビジネスマッチングとミーティングのためのオンライン・プラットフォームを展開!
・オンラインのカンファレンス、セミナー、ワークショップを多数開催!
・同時開催の ASIA FRUIT CONGRESS ON も今年に限り参加チケットのみで聴講可能!

【開催日程】
2020年11月17日(火) ASIA FRUIT CONGRESS ON
2020年11月18日(水)~20日(金) ASIA FRUIT LOGISTICA ON
10時~22時(日本時間の11時~23時)

【チケット価格】30€
チケット販売はこちら
※お支払いはクレジットカードとなります。
別のお支払い方法をご希望の方は日本代表部までご連絡ください。

また、10月7日より「Fruitnet Forum Apple」「Smart Horticulture Asia」など無料の各種ウェビナーにて、世界の生鮮果実・野菜マーケットの最新情報をお届けします。
詳しくはこちらよりご確認ください。

問い合わせ

メッセ・ベルリン日本代表部
〒107-0052 東京都港区赤坂 7-5-56 ドイツ文化会館4階 
Tel:03-6426-5628 Fax:03-6426-5629
Mail:info@messe-berlin.jp

AFL公式サイトはこちら
オンライン見本市『Asia Fruit Logistica ON』の詳細はこちら
お問い合わせはこちら

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