朝来市(あさごし)で農業研修を受けませんか―就農希望者への手厚いサポートと安定した販路を提供

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朝来市(あさごし)で農業研修を受けませんか―就農希望者への手厚いサポートと安定した販路を提供

朝来市(あさごし)で農業研修を受けませんか―就農希望者への手厚いサポートと安定した販路を提供
最終更新日:2020年09月28日

天空の城としてCMにも取り上げられた「竹田城跡」や日本遺産に認定された「生野銀山」など、数々の名勝・旧跡を有する兵庫県朝来市(あさごし)。現在、朝来市では『作る農業から儲ける農業へ』というスローガンのもと、就農や移住定住の促進に向けた『朝来市農業推進戦略プラン』が着々と進められています。中でも注目なのは、若手の生産者や研修生によって立ち上げられた生産者グループの『あさご豊作』です。グループのスケールメリットを生かした生産量で、新しい販路獲得につなげています。行政と生産者が連携し、安定した販路を整備する朝来市の「出口戦略」を取材しました。

生産者グループを立ち上げ、儲ける農業を目指す

兵庫県の中央部に位置する朝来市は、京都・大阪・神戸などの都心部から、鉄道や車で1時間半から2時間程度でアクセスできる中山間地域の町。

同市は古くから米作りが盛んで、現在でも耕作面積(1500ha)のうち約65%で水稲が営まれており、『コウノトリ育むお米』などのブランド米が高い評価を得ています。また、全国的に高い知名度と評価を獲得している『丹波黒大豆』や関西の冬の食卓に欠かせない『岩津ねぎ』、国の指定産地作物であるピーマンなどの栽培が行われています。

朝来市役所

しかし、日本の農業が抱える生産者の高齢化や担い手不足、耕作放棄地の増加といった課題は、朝来市においても例外ではなく、同市では更なる農業の発展に向け、生産性の向上や高付加価値化を目指す『朝来市農業推進戦略プラン』を2019年に策定。

『作る農業から儲ける農業へ』の転換を図るさまざまな取り組みを進め、行政と生産者が連携して新しい産地作りを推進しています。

『あさご豊作』が切り開く、新しい農業の未来は始まったばかり

「生産者グループの『あさご豊作』には、現在12名の若手生産者や農業研修生が名を連ね、今後は更なる拡大を見込んでいます。こうした組織ができるまでは、危機感を持った農家が単独で販路開拓に向けた営業を行っていましたが、私たちは栽培のプロであっても売るのは素人なんです。作って売るまでのすべてを担うのは負担が大きいことや、スーパーや百貨店といった供給先の目途がついても、単体の農家では実現不可能な出荷量を求められ、商談にもならないことがほとんどでした」と語るのは有限会社髙本農場の代表であり、『あさご豊作』の会長も務める髙本知宜さん。

朝来市役所

『あさご豊作』の会長も務める髙本(こうもと)さん

その状況が、グループを立ち上げたことで変わってきているといいます。需要に応える出荷ボリュームの確保に加え、経験の浅い農業研修生がベテラン生産者の栽培ノウハウを学べたり、労力を分散させれたりと新たなメリットも生まれています。

さらに、朝来市の支援で、市場と生産者をつなぐマーケティングのプロが間に入ることで、生産者は栽培に専念できるほか、市場のニーズに合わせたマーケットインの農業に転換するきっかけにもなっています。

すでに新しい販路として『コープ自然派(生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合)』との取り引きが決まり、枝豆や小玉スイカの出荷が始まっています。

朝来市役所

福田さんの研修を受け入れている村上さん

枝豆の栽培に取り組む株式会社村上ファームの村上克彦さんは、普段は水稲農家として『コウノトリ育むお米』などを栽培していますが、土作りからこだわった有機栽培の畑を生かせればと今回初めて枝豆作りに挑んでいます。

朝来市役所

試食させてもらった茹でたての『湯あがり娘』は、甘味と豆の風味がしっかりと味わえる逸品でした

「今は茶豆の風味が特徴的な『湯あがり娘』のみを栽培していますが、今後はリレー方式でさまざまな品種を作ってみようと考えています。黒大豆の栽培でも感じたことですが、野菜は米作りとは違う面白さがありますね。雑草や害虫との戦いとも言える有機栽培は簡単ではありませんが、新しい販路ができたことで秋は米、夏は黒大豆や枝豆と確かな収入が見込めるのも魅力です」と村上さん。

これからの朝来を担う『あさご豊作』に参加する研修生にインタビュー

朝来市役所

左から久さん、妹背さん、福田さん

〇大学在学中に農業に目覚めたと話す久(ひさ)さん
「『あさご豊作』は若い生産者が多く、トップダウンではない緩やかなつながりが魅力です。参加する生産者も多いので、ビッグビジネスを狙えるチャンスがあると感じています」

〇痒い所に手が届く農業経営を目指したいと話す妹背さん
「農業研修生として農業を学ぶなかで、栽培よりもブランド作りや情報発信などの付帯業務で地域に貢献したいと考えるように。将来的には生産者のあったらいいなに応えることを仕事にしたいですね」

〇居酒屋の店長から農業研修生に転身した福田さん
「家族とともに朝来市に来て約1年。将来は黒大豆やピーマンの栽培で生計を立てていきたい。農業は未経験でしたが、持ち前のコミュニケーションスキルが意外と役に立つと実感しています」

朝来市役所

左から金山さん、加藤さん

〇安心して食べられる野菜を作りたいと―金山さん
「栄養士として食に携わるなかで農業に興味を持ち、おいしくて安心な野菜を作りたいと髙本農場の従業員になりました。朝来の人は優しくて、県外出身でもすぐになじめますよ」

〇40代での挑戦。有機栽培を学びたいと―加藤さん
「どこより手厚い支援体制に惹かれて朝来市の農業研修生になりました。有機栽培は難しい面もありますが、これからますます需要が増える分野だと感じています」

朝来市は、就農希望者への手厚いサポートと安定した販路を提供!

朝来市には市独自の就農支援制度があり、ベテラン農家(認定農業者など)のもとでマンツーマンの営農指導が最長3年間受けられるのが特徴で、受け入れ農家との調整ができれば研修先の農家を変えることも可能です。

この3年間には補助金が用意されており、45歳以下の就農希望者には月額15万円、46歳以上61歳以下の方には月額10万円が支給されます。3年間の研修後、同市で5年間就農すれば補助金の返還は無用というのも嬉しいポイントです。

朝来市役所

右端が朝来市役所の小笠原徹さん

「手厚い支援制度を味方に、3年で独立を目指してほしいと考えています。研修時間だけでなく、空いた時間でも自ら学ぶ意欲のある方なら生産者として早期のひとり立ちも可能です。まずは一度、朝来市に来ていただき、先進農家の取り組みや研修生のリアルな声を聞いてみませんか」と笑顔で話すのは朝来市役所の小笠原徹さんです。

就農希望者への手厚いサポートと販路の整備に力を注ぐ朝来市なら、安定した環境で農業への第一歩が踏み出せるのではないでしょうか。
 

お問い合わせ

朝来市役所 産業振興部農林振興課
〒669-5292 兵庫県朝来市和田山町東谷213番地1

TEL:079-672-2774
FAX:079-672-3220
E-mail:nourin@city.asago.lg.jp
開庁時間:平日8:30~17:15

ホームページはこちら
朝来市農業推進戦略プラン2019

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