ダンゴムシとは?
ダンゴムシはワラジムシの仲間で、ムシと付いていますが昆虫ではなく、硬い殻を持つカニやエビの仲間である甲殻類に分類されています。日本にいるダンゴムシは主に3つの種類に分けられ、庭先や畑で見られるダンゴムシは、「オカダンゴムシ」と呼ばれる種類のようです。エサとなる枯れ草や落ち葉の多い場所、植木鉢の下やコンクリートブロックの下など、日陰で湿度の高い場所でよく見られます。
ダンゴムシは益虫?害虫?
ダンゴムシは基本的には朽ちかけて柔らかくなっている落ち葉や枯れ草、そして動物や昆虫の死骸を食べているようです。自然界ではいわゆる「分解者」と言われる役割を果たし、ミミズや土壌微生物と一緒に土を作り、有機物を無機物へと分解します。畑の中でも腐葉土や枯れ草を敷いているとダンゴムシが分解し、フカフカで栄養のある土をつくる手助けをしてくれます。そのような点でダンゴムシは益虫だと言えます。