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スマート農機≠ぜいたく品。トータルの効果で、判断を
『直進アシスト田植機』の推進に携わる尾浦さんと自動運転トラクター担当の小倉さんに「スマート農機の現在地」について伺いました。
「『直進アシスト田植機』は、D-GNSS方式※の自動操舵で、真っすぐな苗の植え付けを支援します。操作も簡単で、基準線の始点と終点を登録し、最後にオートボタンを押すだけです。旋回時もハンドル操作だけで、植付部も自動で昇降します。この一台で作業負担の軽減はもちろん、誰にでも熟練者並みの作業が可能になります。また、当社の強みは、田植えの省力化と低コスト化を実現する『密苗』の技術との相乗効果にあります。『密苗』は慣行栽培と管理方法がほとんど変わらないのに、最大で育苗箱数と播種・苗運搬時間を1/3、育苗資材費を1/2にそれぞれ削減が可能です。投資を抑えることはもちろん、田植えを楽にし、田植えに携わる全ての方の負担を軽減します。田植えの改革を狙いたい生産者の方には特にお勧めですね」と、笑顔で話す尾浦さん。
一方の小倉さんも、自動運転トラクターの最新事情を分かりやすく語ります。
「当社の『オートトラクター』や『ロボットトラクター』は、誤差数センチのRTK方式※の自動操舵で、誰でも高精度な作業を実現します。無人で作業を行う『ロボットトラクター』では、ロボトラを監視しながら、隣接ほ場での作業や追走で異なる作業が行えるので、【1人で2人分の仕事】が可能です。オペレーター不足の解消や農作業の省人化はもちろん、正確な作業で効率化が図れ、余分な掛け合わせも減らせるので、燃料や資材コストの削減にもつながります。導入した農家の方からは、『息子が農業に興味を持ち始めた』・『農業への考え方が変わった』・『導入するか否かの決断が、将来的に大きな差を生むだろう』と嬉しいお声をいただいています」
お二人が口をそろえたのは、「スマート農機」の導入には人的コストや作業効率、燃費などのトータルで判断する必要があるということです。
耐用年数が長い農機の更新はなかなか進まないもの…。ピンチはチャンス、「稼げる農業」への変革を起こせるかは、「スマート農機」がカギを握っているようです。
※D-GNSS方式=D-GNSS(Differential – Global Navigation Satellite System)
※RTK-GNSS方式=RTK(Real Time Kinematic – Global Navigation Satellite System)
当社のウリはココ! |
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